...彼は容疑を抗辯している...
...彼女は自分の正当性を主張して抗辯した...
...刑事裁判では、被告人は自分の無罪を抗辯することができる...
...弁護士は、クライアントが正当な理由を持っているときには抗辯を行うべきだ...
...彼は自分の意見に反対する意見を抗辯している...
...私の内省のあらゆる抗辯に拘らず...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...押川君の非難に對する抗辯として...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...「これ猶(な)ほ寺内(てらうち)をジナイと呼(よ)ぶが如(ごと)し」と抗辯(かうべん)して一場(ぜう)の紛議(ふんぎ)を釀(かも)したことがあつた...
伊東忠太 「國語尊重」
...私は抗辯することもできず...
太宰治 「このごろ」
...老人はいきりたって抗辯しだしたが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...抗辯したにもかゝはらず...
中井正一 「雪」
...俺(お)らなんざ上(あが)つた酒(さけ)だつてさうだに飮(の)むべぢやなし」婆(ばあ)さん等(ら)は抗辯(かうべん)するやうにいつた...
長塚節 「土」
...抗辯(かうべん)のしやうが如何(いか)にも億劫(おくくふ)で手間(てま)が掛(か)かつた...
夏目漱石 「門」
...落ちて居たんです」お吉は躍起(やくき)と抗辯しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「嘘だ/\」抗辯もしどろもどろに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...誰の抗辯も許さずに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...誰も抗辯するものはなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人に知らせずにそつと始末するのはむづかしいでせう」ガラツ八は躍起(やつき)となつて抗辯しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんなことが出來るわけはない」伊三郎は必死と抗辯するのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次もお葉の抗辯に負けるほかはなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...我等はあへてそれに抗辯しない...
萩原朔太郎 「青猫」
...稻子には一言も抗辯できない...
三好十郎 「肌の匂い」
...女が抗辯する...
吉川英治 「折々の記」
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