...伝来の制度に総べて反抗する如き思想を抱くに至るの虞が多い...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...科学と文明とに反抗するような態度を示すことはわが国などにおいては特につつしまねばならぬことであろう...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...わしに反抗するものがあったら...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...これに抗するももってこの勢いのために制せられてその利器とならざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...この対抗する反作用的な秩序に勿体をつけるための掛け声なのである...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...対抗するだけの力がありませんでした...
豊島与志雄 「食慾」
...それに対抗するものの一つとして...
豊島与志雄 「話の屑籠」
...百姓というやつは厳しくすれば反抗する...
中里介山 「大菩薩峠」
...その厄介物の動搖に抵抗するだけの勢力をも寄與することになつたので...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...これに対抗する秋声会も...
野村胡堂 「胡堂百話」
...お菊は大変だぜ」わずかに反抗する徳松...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大きな公立小学校に対抗するので...
長谷川時雨 「源泉小学校」
...僕は何かに抵抗するやうに...
原民喜 「魔のひととき」
...父親に対抗するための自分の助力をKに求めているのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...軍に抵抗することができないのならば...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...唯盲目な暴力を以て富家と米商とに反抗するのである...
森鴎外 「大塩平八郎」
...死や快楽の圧迫に抵抗する道を教えてくれる・本当の・しっかりとした・理由をこそ求めているのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――もうそれに怒って反抗する気力も乏(とぼ)しかった...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索