...八年前に何の害心もない空から恐るべく抵抗しがたい雷電が落ちてきた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...非力の私の到底抵抗しがたい筋肉逞しい男...
高見順 「如何なる星の下に」
...その言うことならなんでも聞かずにはいられないといった抗しがたい力を持った人物に見えてきたのである...
高見順 「いやな感じ」
...「わたしの言うこと間違ってた?」何か抗しがたい響きもあって...
高見順 「いやな感じ」
...不可解な抵抗しがたい壓迫と...
田畑修一郎 「南方」
...年々反抗しがたいものとなった...
徳田秋声 「黴」
...私を絶対に抗しがたい畏怖の下に圧しつけるものが...
富永太郎 「美しき敵」
...運命には抗しがたい...
林芙美子 「新版 放浪記」
...その言葉の響きは抗しがたいものがあったので...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...「ここでお降り願います」その声の調子のなかに、抵抗しがたい、強圧するような調子があった...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...むしろ抗しがたい強烈な興味に突き動かされたことだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...アイダは抗しがたい衝動に駆られ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...今の峯子に抵抗しがたい思いで正二を偲ばせた...
「今朝の雪」
...立派な美しさというものは何と抵抗しがたいでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私は抵抗しがたい自分の性分のために...
室生犀星 「幼年時代」
...老人にはまず抵抗しがたい誘惑であった...
山本周五郎 「いさましい話」
...いまでは抵抗しがたい衝動となって...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...抵抗しがたいものになつていて...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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