...どこかまだ老年に抵抗する底力が残つてゐる...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...自分の反抗的奮闘の精力が...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...人に叛き世に抗する數奇の放浪兒が爲に...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...昔ながらの抵抗法...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...別に抗弁はしないで...
豊島与志雄 「道化役」
...」「非情で対抗する...
豊島与志雄 「非情の愛」
...なんらの呪詛(じゅそ)と反抗の形式を外に現わさずに...
中里介山 「大菩薩峠」
...」風と闇とに抵抗して二人は道らしい道へ出てゐた...
長與善郎 「青銅の基督」
...何んの抵抗(ていかう)もなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは何か抗議してゐるやうでもあつた...
原民喜 「氷花」
...どうか司令官に対抗できるように私を助けていただきたいのです」旅行者はそれ以上将校に語らせておかなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...相当の対照となるものや対抗するものによって容易に破壊され得る...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...あの声は居間で涙まじりに抗議していた女に似ている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...下院ではヘイズ議員と同調者の必死の抗議に対して...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...警告的な危惧(きぐ)や抗弁が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...この抵抗が私のより生粋な作家らしさ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それらの抵抗論の姿の多くが...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...彼らの結束と抗戦を強めたのみで退陣した元亀元年から――顧みると今年天正(てんしょう)八年まで――ちょうど足かけ十一年になる...
吉川英治 「新書太閤記」
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