...遮る山もなければ抗ふ木もない...
石川啄木 「散文詩」
...反抗するな」そういう相手の言葉は...
海野十三 「空中漂流一週間」
...真空中では抵抗がないから...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...他方ブルジョア・ジャーナリズム哲学(例えばファッショ哲学や国粋哲学)にも対抗しなければならない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...そこには視線に対する抵抗物が何一つない...
豊島与志雄 「北京・青島・村落」
...エベールがダントンに反抗するのは暴動である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...政吉 (文太郎に必死に、反抗を試み)な、何故、お前達あ逃げねえんだ...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...私は貴方と儲けを折半にするべきと思ってるんですもの」ウージェーヌはまるで処女のように抵抗した...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...たいへん親切よ」『恋人』は、底意地の悪い笑い方をしながら、「ほほう」キャラコさんは、優しく抗議する...
久生十蘭 「キャラコさん」
...いくらわからない抗戦派でも我を折るだろう...
久生十蘭 「だいこん」
...久美子は空しい抵抗をつづけながら...
久生十蘭 「肌色の月」
...抵抗するだけ無駄なようなものなので...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...この本能に我々は到底そんなに長く抵抗するわけにはゆかないのである...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...ある脅威力に対する憤激と反抗...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...悩ましい不可抗力で小生を駆り立てて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...彼は苦痛に抵抗しながら身を竦(すく)めた...
横光利一 「上海」
...その本願寺派の抗戦が...
吉川英治 「黒田如水」
...『源氏物語』の文章がある抵抗に打ち勝たずしては理解せられないものであることを説き...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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