...権威のある運動ならばどうしたつて官権の禁止位は何でもなく抵抗が出来る筈だ...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年五月号)」
...白鮫号の浮力に対する抵抗を証明しているのです」すると黒塚氏は軽く笑い出した...
大阪圭吉 「死の快走船」
...という抗弁は成り立つわけは無い...
太宰治 「自作を語る」
...これが現代に対する一種の反抗的態度から日本精神を過去に求めるものと違う点である...
津田左右吉 「日本精神について」
...抵抗力の強い人は罹病(りびょう)の確率が少ないから統計上自然に跡廻しになりやすい...
寺田寅彦 「変った話」
...文化上の抵抗線をこそ意味しなければならない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...私はそれに対抗して云い張った...
豊島与志雄 「理想の女」
...小さな智嚢をしぼつた抗弁も...
中勘助 「銀の匙」
...抗(さか)らい乍ら入って来たのは...
野村胡堂 「女記者の役割」
...反抗と敵意が燃え上がっております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そしてKがいくら対抗しても...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...身体権侵害の抗告をして警察病院で診察して貰ったら...
久生十蘭 「虹の橋」
...この議の打ち克(か)たなくてはならぬ抗抵の強さとは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...お国のブルジョアジーに反抗しているんでございますわ...
横光利一 「上海」
...柴田勝家からは長文の抗議が来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...それに対抗したのは...
和辻哲郎 「鎖国」
...反抗心によってこの教育の害悪から救われているのです...
和辻哲郎 「すべての芽を培え」
...形式習慣にむやみと反抗するのではなく...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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