...堪へがたければわれ空に投げうつ水中花(すゐちゆうくわ)...
伊東静雄 「詩集夏花」
...父の遺産をすべて投げうつた事業も...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...久遠に輪を斷絶するもああかの荒寥たる平野の中日月我れを投げうつて去り意志するものを亡び盡せり...
萩原朔太郎 「氷島」
...身を投げうつ覚悟だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...如(し)かず椽先の飛石に投げうつて昔に返る粉(こ)な微塵(みじん)...
正岡子規 「土達磨を毀つ辞」
...白金(プラチナ)の釵を投げうつところ...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...そして汚い物でも投げうつように傍らの流れへ向って捨てようとしたが...
吉川英治 「親鸞」
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