...」「拳固(げんこ)……抓(つね)り餅(もち)...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...ひょいと抓(つま)んで...
泉鏡花 「婦系図」
...笑わんといてごらんといってあごの下や横腹をこそばゆがらせたり痛いということを口にしてはならぬといってここかしこを抓(つめ)りましたりそんないたずらをしますのがいたって好きなのでござりましてわたしはねむってもあんさんはねむったらあかん...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...役人は立って抓(つま)み出そうとしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...では……あの……御免遊ばして……令嬢はケースの中から最前憲作が撰り出した最大のダイヤを抓(つま)み上げた...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...まん中あたりの髪毛(かみのけ)を一抓(ひとつま)み程プッツリと切取りました...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...応接間へ引返して申合わせたように又もMCCを抓(つま)んだ...
夢野久作 「二重心臓」
...お尻を抓(つね)っておやりよ」「そりゃ可哀そうだ」と...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...小川町の藩邸に鼻抓(はなつま)みにされた...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...半田屋のお店から抓(つま)み出された手前でございますから...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...星明りに見つけて抓(つま)んで水に落した...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...庄次郎の襟がみを抓(つま)んで...
吉川英治 「松のや露八」
...鬣へしがみついている蚤(のみ)みたいな城太郎を抓(つま)んで捨てようとしたのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...外へ抓(つま)み出しゃあがったじゃねえか」「まあ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...抓(つま)んで来て...
吉川英治 「宮本武蔵」
...逃げかけるちんばの襟がみを抓(つま)んで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...垢光(あかびか)りの方がよけいにする巾着の耳を抓(つま)んで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そっと自分の腿を抓(つね)って(自分は本物だが...
蘭郁二郎 「地図にない島」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??