...さりとて次の時代を明確に把握する事も出来なかったろう...
石原莞爾 「戦争史大観」
...このものがまた延長において私が嘗て想像することによつて把握するよりも多くの多樣性を容れると考へるのでなければ...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...処が事物を抽象することこそ具象的な事物を把握する唯一の途であるであろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...この全体性を如何にして――真理として――現実に把握するか...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...処で歴史科学的概念構成が事実を把握する最も優れた――少くとも自然科学的概念構成に較べて――仕方であることを何人も認めなければならないであろうから...
戸坂潤 「科学方法論」
...科学をイデオロギーとして把握することによって初めて統一として理解することが出来るようになる...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...取りも直さず事実を概念・イデーの実現として把握することの外ではあり得なくなる...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...日本の人民戦線は之を文化運動上からも把握することが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...この精神を客観的形象として把握するには...
豊島与志雄 「神話と青春との復活」
...それが何であるかessentia を把握することができるゆえである...
中井正一 「芸術の人間学的考察」
...自分自らの中にその合理性を直感をもって把握するのである...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...内地人側はその原因の真相を把握することに苦しんだ...
中村地平 「霧の蕃社」
...表現的に世界を一つの現在として把握するのである...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...何ものも把握する事は出来なかつた...
林芙美子 「浮雲」
...そしてもしおのおのの時代においてそれぞれ独自なる構成を有するイデオロギーの層の意味を把握するならば...
三木清 「科学批判の課題」
...そして生活のうちから出た意見の歴史の分析的研究によって事物の本質を把握するということはアリストテレスの方法の特質に属している...
三木清 「科学批判の課題」
...[#「把握するのである...
三木清 「人生論ノート」
...彼の存在の社會的規定を離れて彼の有する根源的な人間學の性質を把握することは出來ない...
三木清 「歴史哲學」
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