...古き眞理を一層明瞭に把握するためである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...まだまだ時勢の真相を把握するの明がなかった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...この世を彫刻的に把握するところから彫刻は始まるのである...
高村光太郎 「自分と詩との関係」
...このものがまた延長において私が嘗て想像することによつて把握するよりも多くの多樣性を容れると考へるのでなければ...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...従って事物の性格は任意のものとして把握することを許されない筈であった...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...この全体性を如何にして――真理として――現実に把握するか...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...内容としての内容を統一的に把握するに必要なものは形態の概念である...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...前者が事物を全面的に把握する代りに一面的に...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...従って存在を把握するのに最も...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...一般に芸術や娯楽というものの認識理論上の意義を的確に把握することになくてはならぬ...
戸坂潤 「映画芸術と映画」
...処で歴史科学的概念構成が事実を把握する最も優れた――少くとも自然科学的概念構成に較べて――仕方であることを何人も認めなければならないであろうから...
戸坂潤 「科学方法論」
...事物をその固定性に於て把握することに存する...
戸坂潤 「辞典」
...日本の人民戦線は之を文化運動上からも把握することが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...この二つを統一して把握する言葉を「認識」と呼ばずに...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...矛盾的自己同一的現在の立場において物を把握するのである...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...ヘーゲルのいわゆる概念的に把握することである...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...何ものも把握する事は出来なかつた...
林芙美子 「浮雲」
...五箇年計画による生産手段の変化がドシドシ大衆の社会的心理を変えてゆくその社会的心理を把握するために...
宮本百合子 「「鎌と鎚」工場の文学研究会」
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