...我等は心を盡して自己の中に道を把握することを努めなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...直感で得た暗示をだどって確かなある物を把握するまでの道筋は確かに一種の分析である...
寺田寅彦 「漫画と科学」
...何かの理論をその立場として把握することは...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...人々は之を部分としてではなく正に全体として把握するには違いないが...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...一般に芸術や娯楽というものの認識理論上の意義を的確に把握することになくてはならぬ...
戸坂潤 「映画芸術と映画」
...自然科学自身の範疇体系をも(唯物)弁証法的なものとして把握するかしないかということである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...日本の人民戦線は之を文化運動上からも把握することが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...物を概念的に把握するのである(概念とはベグリッフである)...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...行為的直観的に物を把握するということは...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...作られたものから作るものへとして作用が自己矛盾的に対象に含まれる時我々は行為的直観的に実在を把握するのである...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...実験ということは行為的直観的に実在を把握することでなければならない...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...自己矛盾的世界を非矛盾的に把握するのである...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...存在の本質を把握することに外ならない...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...重要なのはその意味をどこまでも主体的に把握することである...
三木清 「人生論ノート」
...辛抱強い愛としなやかな洞察によってそれを把握するのである...
三木清 「人生論ノート」
...我々が現に把握する知識が絶対的意味をもつということは不可能であろう...
三木清 「哲学入門」
...彼等はかく交渉することに於て自己の本質を實踐として把握する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...即ち現代を最大の危機として把握することによつて現代の決定的な重大性が力説されるのである...
三木清 「歴史哲學」
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