...ただ甚だ愛誦するに足る抄訳本と云ふ位のものである...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...(昭和六年十一月渋柿)七 短歌の連作と連句近ごろ岩波文庫の「左千夫歌論抄(さちおかろんしょう)」の巻頭にある「連作論」を読んで少なからざる興味を感じたのであるが...
寺田寅彦 「連句雑俎」
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長塚節 「長塚節歌集 上」
...『歎異抄』に「念仏はまことに浄土に生るゝ種にてやはんべるらん...
西田幾多郎 「我が子の死」
...ただ草鹿砥宣隆(くさかどのぶたか)という人が『古言別音抄(こげんべつおんしょう)』というものを書きました...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...」この「職業の祕密」の一節を私がずつと前に何かに抄した時...
堀辰雄 「「繪本」」
...「ジアン・コクトオ抄」を近刊する...
堀辰雄 「新人紹介」
...貝原益軒の『大和本草』に『仙覚抄(せんがくしょう)』を引いて「浜ユフハ芭蕉ニ似テチイサキ草也茎ノ幾重トモナクカサナリタル也ヘギテ見レバ白クテ紙ナドノヤウニヘダテアルナリ大臣ノ大饗ナドニハ鳥ノ別足ツヽマンレウニ三熊野浦ヨリシテノボラルヽトイヘリ」とある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...(八月二十七日)百八○『ホトトギス』第五巻第十号にある碧梧桐の獺祭書屋(だっさいしょおく)俳句帖抄評の中に砂浜に足跡長き春日かなを評して自分の足跡だか...
正岡子規 「病牀六尺」
...後に宝素の裔小島杲(かう)一さんに乞うて小島氏の由緒書を借抄することを得...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其自記に拠つて続抄する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其家乗を抄して慶応紀元の歳に至つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」洋銀相場並に船賃を知らむがために抄したのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その三百五十六わたくしは棠軒日録を抄して明治壬申に至り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...少し長たらしいが原文のままを抄出する...
柳田国男 「山の人生」
...蜂蜜を採っていたとは十訓抄も書いていないが...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...強(し)いて簡略にしたり抄訳(しょうやく)したものでは...
吉川英治 「三国志」
...管領の斯波義将(しばよしまさ)の竹馬抄(ちくばしょう)だの...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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