...便欲二相語一、恐二人知一レ之、避レ自二遊場一、蔭二松下一、携レ手促レ膝、陳レ懐吐レ憤、既釈二故恋之積疹一、還起二新歓之頻咲一、于レ時玉露抄候、金風々節皎々桂月、照処、涙鶴之二西洲一、颯松吟処、度雁之二東路一、山寂寞兮巌泉旧、蕭条兮烟霜新、近山自覧二黄葉散レ林之色一、遥、海唯聴二蒼波激レ磧之声一、茲宵于レ茲楽、莫二之楽一、偏耽二語之甘味一、頓忘二夜之将一レ蘭、俄而鶏鳴狗吠、天暁日明、爰童子等、不レ知レ所レ為、遂愧二人見一、化成二松樹一、郎子謂二奈美松、嬢子謂二古津松一自レ古著レ名、至レ今不レ改、所謂古史神話の源泉材料中に於ては、此種の説話を発見するを得ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...(其中日記抄――山頭火行状記)□千人風呂と濁酒と皇帝...
種田山頭火 「其中日記」
...『後漢書』より抄録...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...仰いで見ると娘は雨戸の縁へ手を掛けて抄ひあげるやうな體つきをして月を見て居た...
長塚節 「開業醫」
...今は近刊の「アイヌの足跡」から抄録する...
中山太郎 「安達ヶ原の鬼婆々異考」
...長明(ちょうめい)の『無名抄(むみょうしょう)』に...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...『十問最秘抄』と『樵談治要』と『心経』とをば禁裏に進上した...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...森田たまさんの近著『ふるさとの味』にそこのことが出て来るので、一寸抄く...
古川緑波 「神戸」
...順抄に本草を引て売子木を賀波治佐乃木と注したり...
牧野富太郎 「植物記」
...『和名抄』や『書紀』に...
南方熊楠 「十二支考」
...そして社報に日記抄を出しています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...抄出すべきものを見ない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これを借抄したのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは特に寺名を抄出した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その三百五十二庚午八月二十七日後の棠軒日録を続抄する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...清輔(きよすけ)『奥儀抄(おうぎしょう)』のこの歌の註にも...
柳田國男 「地名の研究」
...或るとき奥義抄(おうぎしょう)という書物をみせて下すった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...奥書きのゆえをもって安貞二年にも『枕草紙』は春曙抄本のごとき構造を持っていたと断定することの危険は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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