...彼女のダンスはとても技巧的だ...
...楽器の演奏には、技巧的な技術が必要です...
...プログラムの作成には技巧的な発想が必要です...
...あの映画の演出は技巧的で、観客を魅了しました...
...この小説は技巧的に書かれていて、読み応えがある...
...何等の技巧的なわざとらしさもなく極めて自然に右手でナイフを使っていた...
大阪圭吉 「花束の虫」
...技巧的なものが感じられたが...
高見順 「いやな感じ」
...ただ技巧的な微笑を口邊に漂はせてせつせと柴を刈つてゐるばかりで...
太宰治 「お伽草紙」
...常に技巧的なる笑いを以て御挨拶申上げ居り候...
太宰治 「花吹雪」
...このネライ所が何となく技巧的に思はれてならない...
田山録弥 「文壇一夕話」
...戀(こひ)の誠(まこと)をば感(かん)ぜぬ切(せつ)なさ!……何(なん)で笑(わら)ふンぢゃ?(斯(か)くの如(ごと)き對照式(たいせうしき)の綺語(きご)――技巧的(ぎこうてき)な比喩語(ひゆご)――を竝(なら)ぶることはシェークスピヤの青年期(せいねんき)にはイギリス文壇(ぶんだん)の流行(りうかう)なりしなり...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...あんなに技巧的で芸術的な残酷なまねなんかはできっこないよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...レコードではビクターにバックハウスの歯切(はぎれ)の良い技巧的に美しいのが入っている(JD一一六二―五)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...「ヴァイオリン協奏曲=イ短調(作品八二)」をハイフェッツの演奏したのが技巧的に面白いだけのこと(ビクターJD四二七―九)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...蕪村が技巧的の作家であり...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...特に今のやうに技巧的な容子をするときには...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...お前の小説は悪い意味で技巧的である...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...笑つてゐやうが勝手なのにあまりあの咳払ひが技巧的だつたので...
牧野信一 「奇友往来」
...最も技巧的に不思議なスピードを出さなければならないだらうツてさ...
牧野信一 「出発」
...それでゐて技巧的にも見ゆる浅はかな単なる文字に過ぎなかつたから...
牧野信一 「冬の風鈴」
...われわれが技巧的なことなどを口にしたら...
牧野信一 「浪曼的月評」
...従つて悟性の技巧的な概念によつて...
三木清 「消息一通」
...┌協団的(創造的工藝)┌民藝(民衆的工藝)┤│ └資本的(機械的工藝)工藝┤│ ┌個人的(個性的工藝)└美藝(美術的工藝)┤└貴族的(技巧的工藝)一方を「民藝」と呼び...
柳宗悦 「工藝の道」
便利!手書き漢字入力検索