...彼女のダンスはとても技巧的だ...
...楽器の演奏には、技巧的な技術が必要です...
...プログラムの作成には技巧的な発想が必要です...
...あの映画の演出は技巧的で、観客を魅了しました...
...この小説は技巧的に書かれていて、読み応えがある...
...何等の技巧的なわざとらしさもなく極めて自然に右手でナイフを使っていた...
大阪圭吉 「花束の虫」
...眼に見えて技巧的にか低徊的にかなつて来るのはまことに止むを得ないことである...
田山録弥 「三月の創作」
...だから技巧的になるといふことは好いことではない...
田山録弥 「三月の創作」
...その作者の内部の低徊的に技巧的に立つて来た第一歩で...
田山録弥 「三月の創作」
...戀(こひ)の誠(まこと)をば感(かん)ぜぬ切(せつ)なさ!……何(なん)で笑(わら)ふンぢゃ?(斯(か)くの如(ごと)き對照式(たいせうしき)の綺語(きご)――技巧的(ぎこうてき)な比喩語(ひゆご)――を竝(なら)ぶることはシェークスピヤの青年期(せいねんき)にはイギリス文壇(ぶんだん)の流行(りうかう)なりしなり...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...いっそう技巧的であり作り物であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...技巧的の進歩のみあって内容的の進歩がないから...
豊島与志雄 「小説の内容論」
...ハイフェッツとベイの入れているもう一つの「ソナタ=変ロ長調K三七八」は技巧的には玲瓏(れいろう)たる良さを持ったもので...
野村胡堂 「楽聖物語」
...技巧的にもシューマンのピアノ曲のエッセンスを集めてこの上もなく面白い...
野村胡堂 「楽聖物語」
...単なる技巧的スケッチ画家でないということである...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...」なんて、技巧的に、やや身を前屈(かが)みにして、手を出して制した...
長谷川時雨 「最初の外国保険詐欺」
...お前の小説は悪い意味で技巧的である...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...凡て技巧的で野卑を衒つたが...
牧野信一 「スプリングコート」
...この馬車の無技巧的に素晴しい速力に恍惚として...
牧野信一 「山を越えて」
...従つて悟性の技巧的な概念によつて...
三木清 「消息一通」
...この人にも技巧的な考えが出るものである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一種の娯楽的な技巧的な作に過ぎない...
柳宗悦 「工藝の道」
...実際これまで辿ってきた壁面を飾る唐草模様が技巧的に劣っていることにも気づいていたが...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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