...彼女のダンスはとても技巧的だ...
...楽器の演奏には、技巧的な技術が必要です...
...プログラムの作成には技巧的な発想が必要です...
...あの映画の演出は技巧的で、観客を魅了しました...
...この小説は技巧的に書かれていて、読み応えがある...
...」私は技巧的な微笑を頬に浮かべて...
太宰治 「乞食学生」
...一体技巧的になるといふことは...
田山録弥 「三月の創作」
...いっそう技巧的であり作り物であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...出来得る限りに於て芸術上の技巧的な個人性を出さないように努めなくてはならぬ...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...何れも純化された技巧的の中音で徐(おもむろ)に雜談して居る...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...ハイフェッツとベイの入れているもう一つの「ソナタ=変ロ長調K三七八」は技巧的には玲瓏(れいろう)たる良さを持ったもので...
野村胡堂 「楽聖物語」
...技巧的にはさしたる衰えもないが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...何んの技巧的なところの無いのを見ると...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...したがってまた「技巧的」「主知的」「印象的」「絵画的」等...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...蕪村が技巧的の作家であり...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...故意に喉を鳴らして技巧的に吐き出すこともあつた...
牧野信一 「秋晴れの日」
...指の先は思はずブル/\と無技巧的に震え...
牧野信一 「熱海線私語」
...凡て技巧的で野卑を衒つたが...
牧野信一 「スプリングコート」
...たしかに技巧的に運ばれる鈴の音に音頭をとられてゆら/\と踊るやうなおもひで「大蛇の如くに」うねつてゐる螺状の坂径をのぼつて行くのであつた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...その發音と素振(ジエスチユア)が餘り物々しく技巧的過ぎて解らず...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...われわれが技巧的なことなどを口にしたら...
牧野信一 「浪曼的月評」
...少し無技巧的におなりになったようである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかし技巧的に見ても...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
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