...彼女のダンスはとても技巧的だ...
...楽器の演奏には、技巧的な技術が必要です...
...プログラムの作成には技巧的な発想が必要です...
...あの映画の演出は技巧的で、観客を魅了しました...
...この小説は技巧的に書かれていて、読み応えがある...
...だから技巧的になるといふことは好いことではない...
田山録弥 「三月の創作」
...このネライ所が何となく技巧的に思はれてならない...
田山録弥 「文壇一夕話」
...あんなに技巧的で芸術的な残酷なまねなんかはできっこないよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それは事実の技巧的な按配を意味する...
豊島与志雄 「文学に於ける構想力」
...何れも純化された技巧的の中音で徐(おもむろ)に雜談して居る...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...余りに偏(かたよ)ったものになりがちだが)自分は余りにも物語道(その技巧的方面)にのみ没入し過ぎてはいなかったか? 漠然とした自己完成のみを目指して生活に一つの実際的焦点を有たぬ者(ソーローを見よ)の危険は...
中島敦 「光と風と夢」
...技巧的にはさしたる衰えもないが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...技巧的にもシューマンのピアノ曲のエッセンスを集めてこの上もなく面白い...
野村胡堂 「楽聖物語」
...その後ピアノの教師について学んだ時は技巧的な修業を嫌って...
野村胡堂 「楽聖物語」
...何んの技巧的なところの無いのを見ると...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...日本文壇の技巧的文學に飽き飽きしてゐる...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の追憶」
...「印象的」「技巧的」「主知的」「絵画的」ということは...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...故意に喉を鳴らして技巧的に吐き出すこともあつた...
牧野信一 「秋晴れの日」
...われわれが技巧的なことなどを口にしたら...
牧野信一 「浪曼的月評」
...技巧的な文章への努力などはつまらなくもなるのです...
牧野信一 「浪曼的月評」
...この人にも技巧的な考えが出るものである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一種の娯楽的な技巧的な作に過ぎない...
柳宗悦 「工藝の道」
...┌協団的(創造的工藝)┌民藝(民衆的工藝)┤│ └資本的(機械的工藝)工藝┤│ ┌個人的(個性的工藝)└美藝(美術的工藝)┤└貴族的(技巧的工藝)一方を「民藝」と呼び...
柳宗悦 「工藝の道」
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