...くれないことは承知のうえだよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...承知のうえで見ないふりをしていてくれるんです...
久生十蘭 「春の山」
...筒井もそれは承知のうえだった...
室生犀星 「津の国人」
...聞えるのを承知のうえの暴言ではないか」「するとお互いさまだな...
山本周五郎 「思い違い物語」
...それは或る点まで承知のうえだし...
山本周五郎 「竹柏記」
...承知のうえで妻にして呉れましたのよ」七「結婚してからはわかりました」また眼を伏せながら...
山本周五郎 「はたし状」
...――そのことは花田の兄も承知のうえである...
山本周五郎 「風流太平記」
...――危険は始めから承知のうえではないか...
山本周五郎 「風流太平記」
...「それは承知のうえのことで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...悉く承知のうえで...
吉川英治 「黒田如水」
...しばらくすると、再び姿を見せて、「御斟酌(ごしんしゃく)の儀、柳生殿にも、御承知のうえで、先へ、道場へ通ってお待ちなされております...
吉川英治 「剣の四君子」
...承知のうえのことなのだろうか」高氏は急に...
吉川英治 「私本太平記」
...非道な行為と承知のうえで...
吉川英治 「私本太平記」
...承知のうえで今宵これへ参ったように聞えるが」「はい...
吉川英治 「私本太平記」
...盗(ぬす)っ人(と)だということを承知のうえで」「え...
吉川英治 「治郎吉格子」
...紅梅家でも承知のうえだから...
吉川英治 「治郎吉格子」
...承知のうえで、敢えて君命に違背されるか」「滅相もない...
吉川英治 「新書太閤記」
...兄貴の馬鹿芸を承知のうえでわれも与(くみ)したが――...
吉川英治 「新書太閤記」
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