...わしは先刻承知しているんだが...
海野十三 「宇宙尖兵」
...行程の間で出会う山地の住民とも諍いを起こさないだろう点も承知している...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...彼らはよく承知している...
谷譲次 「踊る地平線」
...その事実の大部分は既に私の承知していることであったが...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...自分で悪いと承知しているくせに...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...みんな承知している...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...身の上の事は何も彼も承知している人だから...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...それは自分も承知している...
夏目漱石 「坑夫」
...好くないからです」「どういうわけで? でも兄は承知しているんですもの」「そうですか...
夏目漱石 「三四郎」
...平常(ふだん)藩邸に出入(しゅつにゅう)する人物の姓名職業は無論承知しているに違ない...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...元々頑丈(がんじょう)にできた身体(からだ)だから単に馳(か)け歩くという労力だけなら大して苦にもなるまいとは自分でも承知しているが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...いっこう得(とく)にはならないという事をよく承知しているからでもあった...
夏目漱石 「明暗」
...誰しも承知しているが...
新渡戸稲造 「自警録」
...正格でないことはつねに承知しているが...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...自分の存命中は自分が保管してその収入も自分で自由にするから承知しているように...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたしは敷香魚(しすかぎょ)や燕が自然に従ってきわめて健やかなのをよく承知している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分の履歴が承知しているので...
吉川英治 「江戸三国志」
...正使格の自分から口を切るのが当然とは承知しているが...
吉川英治 「新書太閤記」
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