...承服いたしました...
...私たちは彼の主張を承服できない...
...彼は我々の要望を承服するかどうか返事を持ってきていない...
...承服点があれば、ご遠慮なくお知らせください...
...承服された場合、次の段階に進みましょう...
...併し俺は此批評を承服しなかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...それに対して東北の地元の生徒たちが陰険に何かしめし合せて卑屈な仕返しをしようとする傾向にも承服できないものがあった...
太宰治 「惜別」
...この方は簡単に承服してしまった...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...記者の人にも何か承服しかねる気持が残ったのであろう...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...癪(しゃく)にさわっても承服しないわけには行かなかったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...平次の論告を承服した姿です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それはいずれ金で承服させる心算だったんでしょう」「ゆうべ治三郎は外へ出なかったのか」「晩飯が済むと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あんな埃(ほこ)りっ臭い荒っぽい男に惚れるはずはないよ」「なるほどね」ガラッ八もそれは簡単に承服しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...近頃床下に埋めたものだらうな」甚三もそれを承服しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次の言葉を承服しないわけには行きません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...阿母さまも承服して下さるじゃろう...
正岡容 「小説 圓朝」
...かれはけっして承服(しょうふく)しようとはしなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...このお言葉は承服されない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一つとしてわたしを承服させるものはなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...承服できないのです」「ほかに手段のないときでもか」「いかなる場合にもです」「平手は臆病者だ」と...
山本周五郎 「花も刀も」
...一ノ関の承服によって...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...大体神父たちを承服せしめることが出来た...
和辻哲郎 「鎖国」
...成長した人の頬としては実に空虚であるが嬰児の柔らかい頬としては十分に我々を承服せしめるところの円さである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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