...「大王速かに承引(うけがい)たまひて...
巌谷小波 「こがね丸」
...」私は客の言葉に承引が出来なかった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...神様は滅多に承引しては下さらないが...
薄田泣菫 「茶話」
...さて今回本紙に左の題材にて貴下の御寄稿をお願い致したく御多忙中恐縮ながら左記条項お含みの上何卒(なにとぞ)御承引のほどお願い申上げます...
太宰治 「虚構の春」
...もしその上にも御承引なく...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...しかし父御(てゝご)のおいいつけでござりますから是非なく承引なされまして...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...それを承引あるうえは浅井と織田とちからをあわせて観音寺城にたてこもる佐々木六角を攻めほろぼして都へ上り...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...なか/\承引なされませぬので...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...かついえ公もこゝろよく御承引なされ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...先(ま)づ承引(しょういん)して下(くだ)され...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...御承引下さるまいか」「いかさま」小太郎は...
直木三十五 「南国太平記」
...何の因縁か分らないがまづ御馳走になる方が得策だと思つて承引した...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...其者を連れ来れ搏ち殺すべしとて怒りける時楼上に居たれば多くの弟子ども交る/\楼に出て詫を言へども承引せず...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...彼ら一向承引せず...
南方熊楠 「十二支考」
...保は即座に承引して...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それを四国の親元で承引しない...
森鴎外 「二人の友」
...一議に及ばず承引(うけひ)きつ...
夢野久作 「白くれない」
...「さっそくのご承引(しょういん)かたじけなくぞんじます」と...
吉川英治 「神州天馬侠」
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