...彼女は間違ひなく預かつたと云ふ事は承認してゐるのですもの...
伊藤野枝 「ある女の裁判」
...承元元年には将軍家は十六歳...
太宰治 「右大臣実朝」
...黙ってその事実の承認を与えた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...なかなか承知しない...
徳田秋声 「黴」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...それから、ひそひそ話で、時々目面(めがお)で笑ったり睨めたりして、かなり永いこと話が続きましたが、「それじゃ、今夜は泊り込むとしよう、だが明日の朝は、また鳥沢まで行かなくちゃあならねえのだ」「ほんとうに落着かない人だ、いくら足が自慢だからと言って、そうして飛び廻ってばかりしているのも因果な話」「どうも仕方がねえや、こうしてせわしなく出来ている身体だ」「あ、そりゃそうとお前さん、鳥沢へ行くのなら、お客様を一人、案内して上げてくれないか、まだお若いお侍だけれど、手形を失くしてしまって困っておいでなさる様子、抜け道を聞かしてもらいたいとわたしに頼むくらいだから、ほんとうに旅慣れない初心(うぶ)な女のような若いお侍だよ」「なるほど、そりゃ案内してやっても悪くはねえが、こちとらと違って、あとで出世の妨げになってもよくあるめえからな、それを承知で、よくよくの事情なら、ずいぶん抜け道を案内してやらねえものでもねえ」「そりゃお前さん、よくよくの事情があるらしいね、手形を失くしたというのは嘘(うそ)で、持たずに逃げ出して来たんだね、それで、どうやら追手がかかるものらしく、外へも出ないで隠れている様子が、あんまり痛々しいから、お前さん、ひとつ助けておやりよ、女のような優しいお侍だからかわいそうになってしまう」十一その翌朝になっても雨はしとしとと降っていましたが、それにも拘らず宇津木兵馬は、駕籠を雇ってこの宿を立ち出でました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その婦人はさもそのへんのことは承知のごとく...
新渡戸稲造 「自警録」
...おつと承知の助、皆まで言ふな――か何んかで、大呑込みで引受けたのは、この間親分に頼まれた、あの病人の身體のことでせう」「フ――ム」「中風で口もきけない病人と、半日睨(にら)めつこをして暮らすのはあまり樂ぢやないが、その代りお比奈坊にイヤな思ひをさせずに、何も彼も調べられるでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...現にこのあつしがお上の御用を勤めてゐることも承知のくせに」「まア...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鶴を食って長生きをしたという伝承(でんしょう)はないはずです...
久生十蘭 「西林図」
...その後(の)ちを承(う)けて京都所司代となり...
穂積陳重 「法窓夜話」
...どうにもならない状態でございましたから……」「ジェシ、そんなことはまったくありません、承知済みです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...女の生ぐさい臭ひを承知してゐて...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...五月一日に至って藩知事津軽承昭(つぐてる)の命を拝した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...けっして霊魂の最上の状態ではない」ことを承認させたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「ご承知のように...
山本周五郎 「城を守る者」
...あれほどにせずともよかったとは自分でも承知しておりました...
山本周五郎 「日本婦道記」
...返り討ちにされたという噂ではござらぬか」「もうご承知ですか」「つい今朝方...
吉川英治 「宮本武蔵」
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