...わが家は扶持米をもらっている...
...扶持米の受け取り方が変わったらしい...
...農家にとって扶持米は重要な収入源だ...
...扶持米制度は明治時代に始まった...
...扶持米をもらうためには条件があるそうだ...
...一台か二台の車に積んで運ぶ扶持米(ふちまい)でさえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...来年さらいねんの扶持米を金にして貸せといたぶりに行く...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...扶持米を數囘に分けてか...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...大阪からの廻米が途絶えてお倉の扶持米の石(こく)が切れ...
久生十蘭 「奥の海」
...名人の家に數代宛行(あてが)ふ所の扶持米を算用したらば...
福沢諭吉 「帝室論」
...又家の活計(くらし)は幕府に雇われて扶持米(ふちまい)を貰(もら)うてソレで結構暮らせるから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...本藩の扶持米を辞退す是れまで申した所では何だか私が潔白な男のように見えるが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...毎月その扶持米を精(しら)げて貰(もら)いたい...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...願の通りその御扶持米(まい)が飯(めし)か粥になって来れば...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...扶持米(ふちまい)を切り替えるのに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...自分も上から貰ふ扶持米を...
森林太郎 「高瀬舟」
...自分も上から貰ふ扶持米(ふちまい)を...
森鴎外 「高瀬舟」
...自分の扶持米(ふちまい)で立ててゆく暮らしは...
森鴎外 「高瀬舟」
...扶持米のこと...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...すなわち一日一人の扶持米(ふちまい)を...
柳田国男 「母の手毬歌」
...幕府は人数だけの扶持米を支給しあとはぜんぶ伊達家の負担だった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「一ノ関は奸悪(かんあく)の人だ、それを疑う者はないだろう」と玄察は、殆んど痛憤の口ぶりで云った、「一部の人びとは原田どのが兵部宗勝の悪政にくみしていたと云う、その兵部の悪事を涌谷どのが剔抉(てっけつ)されたので、原田どのが刃傷に及んだともいわれる、しかし、兵部宗勝と、その家族たちは、所領没収のうえ諸家へ預けられただけだ、兵部は松平土佐守(とさのかみ)に預けられたが、扶持米五百俵、衣類代銀一貫三百匁、家従七人にも銀三百五十匁ずつが与えられることになった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...御恩賞と扶持米(ふちまい)を大事に守って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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