...互いに扶け合いつつ...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...圭太は母を扶けて貧しい父なきあとを働かなければならなかった...
犬田卯 「橋の上」
...最初私がこの観音の灰燼(かいじん)に帰しようとする危うい所をお扶けしようとした一念が届いて...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...三四十人の麗しい女が公主を扶けて入ってきてかわるがわる拝(おじぎ)をした...
田中貢太郎 「西湖主」
...伊藤公は庄司に扶けられて車室の中央に進む...
林不忘 「安重根」
...扶け入れられ、差出された水を一杯飮み終つた時、到頭來たな! といふ太い聲がした...
中島敦 「盈虚」
...かくのごとく、從來の永井龍男の好短篇にあつては、いつも rel なものと imaginaire なものとが互に表となり裏となつて、扶け合ひながら、微妙な均衡を得てきたのであるが、ここにその表と裏とがごつちやになり、こんがらかり、いつのまにか解けないやうな固い結び目をつくりつつある作品がある...
堀辰雄 「「繪本」」
...互に扶け合う気風も出来ます...
宮本百合子 「新しい躾」
...彼等の進歩を扶けようとしました...
宮本百合子 「キュリー夫人の命の焔」
...手を取りて扶け起し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...人に扶けられて歸り來しが...
森鴎外 「舞姫」
...城外へお扶けするいとまもなく」聞くや否...
吉川英治 「三国志」
...上(かみ)は天子を扶け...
吉川英治 「三国志」
...劉表は喜んでかならずお扶けすると存じますが」玄徳は...
吉川英治 「三国志」
...やがて玄徳を扶け...
吉川英治 「三国志」
...順風は帆を扶けて...
吉川英治 「三国志」
...また太綱(ふとづな)をもって扶けなどして...
吉川英治 「三国志」
...それみな一致して社稷(しゃしょく)を扶け...
吉川英治 「三国志」
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