...丁度(ちょうど)空いていた村立病院の伝染病棟へ設け(これはちょっと変な扱い方だった)怪漢をその方へ移す...
海野十三 「人間灰」
...―――この事件の取扱い方...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それに対する精確な知識と取り扱い方を知っていさえすれば...
辻潤 「ふもれすく」
...光線や空気の取り扱い方が思いもかけぬものであるとかいう点になると...
津田左右吉 「芸術と社会」
...またこの著者がそのモンタージュを論じた一章の表題に「素材の取り扱い方」という平凡な文字を使い...
寺田寅彦 「映画芸術」
...そうしてちっとも退屈させないで緊張をつづけて行くのは映画としての編成の上に至るところ非常に気のきいた取り扱い方があるおかげであろう...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...それでたとえばアメリカ映画における前述のレヴューの線条的あるいは花模様的な取り扱い方なども...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...およそ有りふれた陳套(ちんとう)な題材と取り扱い方をした小説の「創作」と...
寺田寅彦 「科学と文学」
...この包括的な取り扱い方では...
戸坂潤 「読書法」
...機関誌に於ける取り扱い方は...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...精密器械の取扱い方を教えることも勿論大切ではあるが...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...仏の扱い方も知らねえのか――」門田は二三歩後にさがった...
本庄陸男 「石狩川」
...昭和十年代の扱い方は...
宮本百合子 「「現代日本小説大系」刊行委員会への希望」
...文体も違えば取り扱い方も変わって...
柳田国男 「雪国の春」
...預金の取り扱い方と...
夢野久作 「暗黒公使」
...歴史小説についての意見がしきりに近ごろいわれるにつれて、史実と小説とのけじめ、扱い方なども、注意をひいているようである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...子路の取り扱い方である...
和辻哲郎 「孔子」
...これらの塑像における面相や肢体の取り扱い方は...
和辻哲郎 「麦積山塑像の示唆するもの」
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