...弓が至極扱いにくい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ベン・ガンでさえあの舟が「その癖がわかるまでは扱いにくい」奴だったということを認めている...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...なかなか扱いにくい首である...
高村光太郎 「自作肖像漫談」
...先生のなかで美術学校の先生くらい扱いにくいものはなかったそうだが...
高村光太郎 「美術学校時代」
...大人しいようでその実いつまでも打ち解けてくれない雪子と云うものが一番気心の分らない扱いにくい小姑(こじゅうとめ)なので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...減刑運動はこう云う次第でかく取り扱いにくい...
戸坂潤 「社会時評」
...ただ扱いにくい竹刀かなと内心にいささか焦(じ)れ気味です...
中里介山 「大菩薩峠」
...闖入者(ちんにゅうしゃ)というものの扱いにくいことを...
中里介山 「大菩薩峠」
...いよいよ事を扱いにくいものにする...
中里介山 「大菩薩峠」
...とても扱いにくいエラ物(ぶつ)がおいでになって...
中里介山 「大菩薩峠」
...親分さん」どうも少し扱いにくい女です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...海鼠(なまこ)のようにして歩くから扱いにくいんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分たちはこれまでいろいろと扱いにくい人びととかかり合ってきたけれど...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...扱いにくい身体の左側のために食べることがむずかしいばかりでなく――そして...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...ほかの楽器の扱いにくい女の人のために作られた物の気がします...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮はまだ名楽器などはお扱いにくいであろうと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...恋人としてはきわめて扱いにくい性格でしたよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あの取り扱いにくい平仮名と...
柳宗悦 「工藝の道」
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