例文・使い方一覧でみる「扠」の意味
スポンサーリンク...天竺木綿の大きな國旗二つを往來の上に交扠して... 
伊藤左千夫 「八幡の森」
...天竺木綿（てんじくもめん）の大きな国旗二つを往来の上に交扠（こうさ）して...
伊藤左千夫 「八幡の森」
...殊に科学者は扠（さ）ておき哲学者といふ奴は多くは先哲の蓄音器である...
内田魯庵 「犬物語」
...丁度法事の時なものですから若い衆が三四十人で取卷いてとう／＼魚扠（やす）で突つ殺してしまひました...
長塚節 「才丸行き」
...扠（さて）、昨年の八月十六日の日ですが、此の日の午後、Ｋ町の小田の家には二人の男の客がありました...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...扠、主人の許しがあったので、今まで眠い目をこすって居た二人の女中はすぐ部屋に引取り、夜具を出して、大抵な奉公人の例に洩れず、直ぐに健康な眠りに陥りました...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...扠、私が事件を頼まれた時は既に申した通り検事の起訴後で、事件は予審に繋属（けいぞく）していたのです...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...扠（さて）大寺は...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...扠（さて）あなた方もおわかりのように...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...（此の点に付いては裁判所はぬかりなく精神鑑定をして居ります）扠公判は何等の波乱もなく進行し...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...扠（さて）、ここにある夏、二人の男が海に行った...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...扠、ここで仮りにこの兄なる人の位置を定めて見ましょう...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...扠、ここまで来て私はこの小説の中の子爵の考えを始めから辿って見ましょう...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...扠（さて）、人が猫を放しますと猫はするすると煙草屋彦兵衛という者の所にまいり、直ぐその膝の上にのってしまいました...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...三扠斯様（かよう）なブルジョアの一人息子とカフェーの女給との恋が...
浜尾四郎 「死者の権利」
...扠（さて）、犯罪当日のことについては次のようにのべています...
浜尾四郎 「死者の権利」
...先きを読んで下され！」扠...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
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