...生活の根柢を深く宇宙の威力の中に托する者でなければならぬ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...渡して」とお鳥はさながらもとの男に實際にからだを托すやうにして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...弱り果てて力なき身を渓流の中の膚寸(ふすん)の地に托するものなるべし...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...我らのユーザ・サヨ・サマーレをかえって中尉並びにロゼリイス姫に托することとなりました奇(く)しき運命の変転に...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
... 60『君の言句は何事を我に托すや...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かつ三子への通路はこの三老に托すべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...主義の消長を顧みずして官僚團と結托するは其の甚だ喜ばざる所なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...而も之れを托するに無意義なる禅家の装姿を以てするが故に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...主義の消長を顧みずして官僚団と結托するは其の甚だ喜ばざる所なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その手中に話を托すとは...
豊島与志雄 「子を奪う」
...紙には、「誓約を返上し、後事を委托す...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...また相当の使命を托すると見なければならぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...御身に病児を托す...
福田英子 「妾の半生涯」
...下女下男子守の雇ひ入れに屈托することがなかつたゝめである...
正宗白鳥 「幼少の思ひ出」
...何かに托す習慣になって来ていることが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...人類の起原をインセストに托するは自然であった上に...
柳田国男 「木綿以前の事」
...生涯を托す主人として働いていた...
吉川英治 「平の将門」
...生命の縄一本に身を托す...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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