...蠅をおっ払うため精一杯振ってももう腿(もも)には届かなかった...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...泡を払うがごとく...
泉鏡花 「海の使者」
...それに追いすがる女学生を振払うように...
太宰治 「女の決闘」
...彼等はしば/\東京税を払うた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...みんな酔っ払うんですって...
豊島与志雄 「旅だち」
...酔払うと大抵は誰でもやたらに饒舌になるのは...
豊島与志雄 「女客一週間」
...余は池辺君に対して何らの顧慮も心配も払う事ができなかったのは...
夏目漱石 「三山居士」
...どうでもよくないように決断しろと逼(せま)らるる事は賢者(けんじゃ)が愚物(ぐぶつ)に対して払う租税である...
夏目漱石 「野分」
...しかし主人がなぜそんな注意を自分に払うのか...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...借金を払うだけだって稼げやしないくせに...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...ソレカラ母も私も着物を払うて糠(ぬか)で手を洗うて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...それにお金を払うというし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...騰貴分を支払う能力が騰貴の生ずる前に与えられているという明かな理由により...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...市価は払うことにします...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...買物をすれば金を払う義務と品物をもってくる権利とがある...
森於菟 「放心教授」
...多大な犠牲を払う覚悟でなければ」「君も至難と思うか」「ただ...
吉川英治 「三国志」
...土地と同じく鉱山も一般にその所有者に地代を支払う...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...私はすべての場合において私の穀物に対して四四磅(ポンド)を支払うであろうから...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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