...種目を決めて、ゴルフボールを打込む...
...彼女は壁に釘を打込むのが得意だ...
...手帳に予定を打込んでいく...
...外国語を勉強するために毎日暗記を打込んでいる...
...松太郎の胸に斧の如く打込んだ...
石川啄木 「赤痢」
...ますます商売に心身を打込んでいったのである...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...これは寧ろ三千子さんの方から打込んでいたらしい...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...これが片づくと本釣鐘を打込んで...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...全生命を打込んだ奉仕の結晶が私をして今日あらしめたものであり...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...しみ/″\と身も魂も打込めて流れるものを感ずることのあるのは...
竹久夢二 「砂がき」
...窕子はそのまごころを深く相手の心の中に打込みたいと思つてゐても...
田山花袋 「道綱の母」
...妻は天皇陛下の概念を其原始的頭脳に打込(うちこ)むべく大骨折った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...山内の打込んだのが早いか――兵頭は「おおっ」さっと...
直木三十五 「南国太平記」
...足の向くまま彩牋堂の門前に来て見ると檜(ひのき)の自然木を打込んだ門の柱には□□寓(ぐう)とした表札まだそのままに新しく節板(ふしいた)の合せ目に胡麻竹(ごまだけ)打ち並べた潜門(くぐりもん)の戸は妾宅(しょうたく)の常とていつものように外から内の見えぬようにぴったり閉められてあった...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...着到(ちゃくとう)の太鼓打込みてより一日の興行済むまでは厳冬も羽織を着ず部屋にても巻莨(まきタバコ)を遠慮し作者部屋へ座元(ざもと)もしくは来客の方々見ゆれば叮嚀に茶を汲みて出しその草履(ぞうり)を揃へまた立作者(たてさくしゃ)出頭(しゅっとう)の折はその羽織をたたみ食事の給仕をなし始終つき添ひ働くなり...
永井荷風 「書かでもの記」
...身も魂も打込んで鏡に向う姿に至っては...
永井荷風 「妾宅」
...銀座通には昼夜の別なく地中に鉄棒を打込む機械の音がひびきわたり...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...或(ある)日(ひ)彼(かれ)は木(き)の株(かぶ)へ唐鍬(たうぐは)を強(つよ)く打込(うちこ)んでぐつとこじ扛(あ)げようとした時(とき)鍛(きた)へのいゝ刃(は)と白橿(しらかし)の柄(え)とは強(つよ)かつたのでどうもなかつたが...
長塚節 「土」
...女遊びに身を打込むとか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お察しの通り欽さんは私の命まで打込(うちこ)んだ深間さ...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...のっそり挽き目に栓を打込みかけ...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...柔かい田の土などの中に打込(うちこ)んで...
柳田国男 「こども風土記」
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