...曲の最後に打ち止めの主和弦(しゅかげん)が端然として響く前にあらかじめ不協和な一団の音群があって...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...打ち止めにもう一本と...
豊島与志雄 「庶民生活」
...尾州の御用金一万二千両を奪い盗ったのを打ち止めに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五時近く打ち止めて...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...これ位ひで競馬騒ぎも打ち止めて呉れないと困るけれど……」――私は...
牧野信一 「競馬の日」
...あまり長くなるのであけびの件これで打ち止め...
牧野富太郎 「アケビ」
...兜の金具の目ぼしいを附けおるを打ち止めなされよ...
山田美妙 「武蔵野」
...長崎から博多を打ち止めにして...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...今度の大地震を打ち止めとして...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...木の底部の縁(ふち)とズックの被包面との継ぎ目を縫糸の代りに鋲(びょう)でトントン打ち止めるのである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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