...又被害者の所持品中の折鞄は開放されて打ち捨ててあり...
大庭武年 「旅客機事件」
...久しく打ち捨てていた武士の心を取り戻そうというのであります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...自分の仕事を打ち捨てゝ...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...水もやらずに打ち捨てておいたのは...
寺田寅彦 「柿の種」
...これは打ち捨てておいては危険だと思われたので...
寺田寅彦 「子猫」
...それゆえ彼は人々から好んで打ち捨てられ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「死ぬんですか! 私を打ち捨てて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かかるおりに彼を打ち捨てて行くのが心悲しいと言い...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...引き抜いて打ち捨てなければならない...
豊島与志雄 「白藤」
...母に対する恩愛を打ち捨て去るを要しなば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その人間をそのまま打ち捨てておけないものでしょうか? それができないのです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...草履(ぞうり)のように打ち捨てて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...乱雑に打ち捨て返らしむ...
南方熊楠 「十二支考」
...「打ち捨ててつがひ去りにし水鳥のかりのこの世に立ち後(おく)れけん悲しい運命を負っているものだ」とお言いになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...胴体ばかり無残に打ち捨てられてあって...
吉川英治 「剣難女難」
...「一(いっ)ときたりと打ち捨ておかれぬ大事ではありますが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そのまま涙なく打ち捨てておく気にもなれない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...買って来た薬も外へ打ち捨ててしまう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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