...するとKは打ち切るように彼自身の問に返事をした...
芥川龍之介 「彼」
...相手の言葉を打ち切るように云った...
芥川龍之介 「百合」
...柿江の長談義を打ち切るつもりで威(おど)かし気味にこういった...
有島武郎 「星座」
...いつまでも打ち切ることが出来なかった...
徳田秋声 「黴」
...理論的な解決を打ち切ることは...
戸坂潤 「科学論」
...まだ政府に対する質疑を打ち切るに到っておらず...
戸坂潤 「社会時評」
...桃代の方から打ち切るのだ...
豊島与志雄 「白木蓮」
...仙人谷の出合いまでで打ち切ることになり...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...それを平岡は打ち切る勢で遮(さえぎ)った...
夏目漱石 「それから」
...調べを打ち切ることは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三次郎 (話題を打ち切るために)さあ...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...これ以上の論議を打ち切るために余計な事を云ってしまった...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...送金は打ち切るといふ約束だつた...
牧野信一 「好色夢」
...では今日はこれで調べは打ち切ることにする...
室生犀星 「帆の世界」
...きっぱりと打ち切る決心をした...
山本周五郎 「追いついた夢」
...先生それにはお構いなく、さっさと謡って今日はここまでだ、と打ち切る...
山本笑月 「明治世相百話」
...それを打ち切るように云った...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...武門のごあいさつもはや打ち切る...
吉川英治 「新書太閤記」
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