...するとKは打ち切るように彼自身の問に返事をした...
芥川龍之介 「彼」
...何だか愈打ち切るとなると...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...その点を確かめなければなりません」明智が返らぬ繰り言を打ち切るようにいった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...人々は彼との話題を打ち切る外はないであろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...まだ政府に対する質疑を打ち切るに到っておらず...
戸坂潤 「社会時評」
...打ち切るわけにもゆきませんでした...
豊島与志雄 「旅だち」
...桃代の方から打ち切るのだ...
豊島与志雄 「白木蓮」
...それを平岡は打ち切る勢で遮(さへぎ)つた...
夏目漱石 「それから」
...それを平岡は打ち切る勢で遮(さえぎ)った...
夏目漱石 「それから」
......
仁科芳雄 「國際學術會議への旅」
...調べを打ち切ることは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...送金は打ち切るといふ約束だつた...
牧野信一 「好色夢」
...そのうちに行って――(話を打ち切るように)どうも...
三好十郎 「その人を知らず」
...なるべく早く打ち切るようにしたまえ...
三好十郎 「俳優への手紙」
...今のところ一週間で打ち切ることを私は言い張った...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...(師が答えて曰(い)った)汝の脈の最後の三つが打ち切るまで歇む可からず...
山本周五郎 「青べか日記」
...先生それにはお構いなく、さっさと謡って今日はここまでだ、と打ち切る...
山本笑月 「明治世相百話」
...武門のごあいさつもはや打ち切る...
吉川英治 「新書太閤記」
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