...世間的に地位なく才腕なき普通の連枝へ...
長谷川時雨 「九条武子」
...才腕ある士だったが...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...刺繍塾の経営の才腕も相当であろうと...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...才腕もすぐれていて...
山本周五郎 「いさましい話」
...ぬきんでた才腕が仇(あだ)となったわけである...
山本周五郎 「落ち梅記」
...風貌も才腕もずばぬけた...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...奉行所でそこもとほどの才腕を活かせば...
山本周五郎 「日本婦道記」
...その稀な計算力の才腕には...
横光利一 「夜の靴」
...直接に見たこともない父の才腕も...
横光利一 「旅愁」
...さういふ才腕に長けてゐたわけでもない...
吉川英治 「折々の記」
...重要な内政の一面に才腕をふるっていた李厳の退職は...
吉川英治 「三国志」
...信長の才腕と思ったのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...懸(か)け替(が)えのない才腕をもつ大賀であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...天下は光秀自身の肚(はら)以上、彼の一挙を計画的なものにも観(み)ているし、彼の才腕、彼の智嚢(ちのう)を大きく買っている...
吉川英治 「新書太閤記」
...かくも余儀なくさせる秀吉の才腕にたいし...
吉川英治 「新書太閤記」
...その政治的な才腕も...
吉川英治 「平の将門」
...そちばかりではない、有能の士、才腕の士、みな過(あやま)るところは、ひとつ石に躓(つまず)くのじゃ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...彼に空海の才腕と日蓮の熱烈なきはかれの霊的価値を無に近からしむ...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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