...彼が相当な才物(さいぶつ)だと云う事はすぐに私にもわかりました...
芥川龍之介 「開化の良人」
...それ程の才物ゆえ...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...世の中にあんな才物がどうして成功しないかと不思議に思われるような人物をしばしば見受けるが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...いわば目から鼻に抜けるほどの才物であった...
太宰治 「グッド・バイ」
...才物にあらずか?」とパーヴェル・パーヴロヴィチはさも樂しそうにしのび笑いをした...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...続いて陸軍中で才物の清水喜重氏が舎監となった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...相当の才物でもあり...
中島敦 「李陵」
...当年三十二歳の男盛りで非常な才物には相違ありませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...當年三十二歳の男盛りで非常な才物には相違ありませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...正三郎がたまりません」「――」「丹之丞樣は才物だがお若い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...元来才物じゃから幽霊会社創立をやって...
長谷川伸 「奇術考案業」
...父親(おやじ)はなかなか仲間うちでも聞えた才物だったとかで...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...コックスが肥後か肥前の王五十万石を領すといえるは忠広なる事疑いなくこの人勇武なるのみならず外人に接する礼に閑(なら)い世辞目なき才物たりしと見ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...才物の菊地市長尊大ぶって...
夢野久作 「近世快人伝」
...――道誉のごとき地位と才物は...
吉川英治 「私本太平記」
...内には誰か一人ぐらい経理の才物がいるに相違ないと見ていたが...
吉川英治 「私本太平記」
...(これも堺人的(さかいじんてき)な才物)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...明察果断しかも気鋒俊英の大才物だ...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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