...上杉先生の門下の才媛(さいえん)なのである...
泉鏡花 「薄紅梅」
...某女学院出の才媛である...
泉鏡花 「婦系図」
...しかも明治の才媛がいまだ曾て描き出し得なかった嬉しい情趣をあらわして居ます...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...稀世の才媛と言はれたばかりでなく...
田山録弥 「明治文学の概観」
...町じゅう切っての才子才媛がこんなに無能だとすると...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...」その才媛というのが...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...明治四十三年十一月號の『女學世界第一卷第十五號定期増刊「磯ちどり」才媛詞藻冬の卷・小説』の初頭に掲載され特賞(賞金十圓)を得...
長谷川時雨 「うづみ火」
...当時の才媛について...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...御書講に出仕したこともある才媛で...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...そのかみの才媛は...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...右近(うこん)と父や夫や自分の官位で通って実名知れぬ才媛多い...
南方熊楠 「十二支考」
...ずいぶんすくれた才媛(さいえん)もあらわれた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...家中では才媛(さいえん)の評が高い...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...成績抜群の名誉を担(にな)っていた才媛である...
夢野久作 「少女地獄」
...この界隈(かいわい)には珍らしい女学校卒業の才媛(さいえん)であったが...
夢野久作 「木魂」
...エース女学校を去年卒業したばかりの才媛である...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...いかに久しきものとかは知る――なんていう男殺しの名歌を詠んだ才媛もその局(つぼね)にいた程だから...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...むかしにも紫式部(むらさきしきぶ)や清少納言(せいしょうなごん)などという才媛(さいえん)があった...
吉川英治 「新書太閤記」
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