...某女学院出の才媛である...
泉鏡花 「婦系図」
...木村さんという才媛がいましてね...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...」その才媛というのが...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...延喜天暦の頃の才媛にも悪女が多い...
中里介山 「大菩薩峠」
...平安朝の後宮(こうきゅう)にもおとらぬ才媛(さいえん)が多く集められた...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...年少のころ宮中に召された才媛の一人で...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...そのかみの才媛は...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...右近(うこん)と父や夫や自分の官位で通って実名知れぬ才媛多い...
南方熊楠 「十二支考」
...『華実年浪草』一上に引いた『髄脳抄』には才媛伊勢(いせ)が子の日の松を引き来ってその家に植えたのが大木となり存した...
南方熊楠 「十二支考」
...ずいぶんすくれた才媛(さいえん)もあらわれた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...成績抜群の名誉を担(にな)っていた才媛である...
夢野久作 「少女地獄」
...この界隈(かいわい)には珍らしい女学校卒業の才媛(さいえん)であったが...
夢野久作 「木魂」
...エース女学校を去年卒業したばかりの才媛である...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...音楽学校出身の才媛で...
夢野久作 「二重心臓」
...いかに久しきものとかは知る――なんていう男殺しの名歌を詠んだ才媛もその局(つぼね)にいた程だから...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...「榮華物語」を書いた赤染衞門などといふ才媛が輩出しました...
吉川英治 「折々の記」
...歌よみの才媛、右京大夫(うきょうのたいふ)ノ局(つぼね)(以前、建礼門院の侍女)の恋人...
吉川英治 「随筆 新平家」
...薙刀(なぎなた)小太刀(こだち)まで修めているという才媛だから...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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