...某女学院出の才媛である...
泉鏡花 「婦系図」
...しかも明治の才媛がいまだ曾て描き出し得なかった嬉しい情趣をあらわして居ます...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...町じゅう切っての才子才媛がこんなに無能だとすると...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...卒業生夫人団に仲間入り出来ないような才媛は学校としてあまり利用価値はない...
戸坂潤 「社会時評」
...」その才媛というのが...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...――女を見るのはやっぱり女の方が上手ね」「そりゃ才媛糸公の意見に間違はなかろうから...
夏目漱石 「虞美人草」
...才媛(さいえん)の出身者を多くだしたのは麹町(こうじまち)の富士見小学だときいております...
長谷川時雨 「大塚楠緒子」
...平安朝の後宮(こうきゅう)にもおとらぬ才媛(さいえん)が多く集められた...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...どういうひとですか」「東京女子大を出た才媛で...
久生十蘭 「母子像」
...保持の琴どのは才媛(さいえん)だというような噂(うわさ)を耳にもし...
山本周五郎 「日本婦道記」
...家中では才媛(さいえん)の評が高い...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...成績抜群の名誉を担(にな)っていた才媛である...
夢野久作 「少女地獄」
...エース女学校を去年卒業したばかりの才媛である...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...音楽学校出身の才媛で...
夢野久作 「二重心臓」
...「榮華物語」を書いた赤染衞門などといふ才媛が輩出しました...
吉川英治 「折々の記」
...将来の才媛(さいえん)のようにたたえた...
吉川英治 「新書太閤記」
...むかしにも紫式部(むらさきしきぶ)や清少納言(せいしょうなごん)などという才媛(さいえん)があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...才媛ぞろいの家庭の父が...
吉川英治 「随筆 新平家」
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