...手頸のところが痛いです...
...彼は手頸を折るほど力がある...
...手頸を温めると、血行が良くなるそうです...
...手頸をマッサージしてもらったら、気持ち良くて眠ってしまった...
...手頸周りに筋肉をつけるためには、適度な運動が必要です...
...無理に手頸なんか握っちまって放さねえで...
犬田卯 「沼畔小話集」
...私はまだ掴んでいた船長の手頸を離し...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...その鳥が飼主の手頸に棲(とま)っているのがその鮮かな羽毛の色でそれと見分けられるような気さえした...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...手頸から指先に至る微妙な掌(てのひら)の動かし方...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...―――それよりお前に面白いものを見せて上げよう」光子は私の手頸を放して...
谷崎潤一郎 「少年」
...ちょっと此処(ここ)へお這入(はい)んなさい」彼は突然湯河の手頸(てくび)を掴(つか)んでぐいと肩でドーアを押しながら明るい家の中へ引(ひ)き擦(ず)り込んだ...
谷崎潤一郎 「途上」
...」わたしはそういうて光子さんのふるてる手頸(てくび)しっかり握りしめたまま...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...手頸足頸腕等に椰子の若芽を捲き付け...
中島敦 「環礁」
...頚条(うなじ)も手頸(てくび)もどこもかしこもそはそはと...
中原中也 「在りし日の歌」
...手頸(てくび)を纏(まと)う黄金(こがね)の腕輪がきらりと輝くときランスロットの瞳はわれ知らず動いた...
夏目漱石 「薤露行」
...今迄通り御交際(つきあひ)になつたら好(い)いぢやありませんか」代助は急に三千代の手頸(てくび)を握(にぎ)つてそれを振(ふ)る様に力を入れて云つた...
夏目漱石 「それから」
...千代子はすぐ小さい手頸(てくび)を握ったが脈はどこにあるかまるで分らなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...お篠の手頸(てくび)をギユウと掴みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手頸(くび)にも...
久生十蘭 「キャラコさん」
...彼は父の体を動かさないようにしてすぐ母を呼びに行こうと思って父の手頸を執ってみると...
横光利一 「旅愁」
...手頸の初毛の上を匐って来る蟻の黒い蹌踉めきが...
横光利一 「旅愁」
...その手頸をにぎり取られ――おうっッ――と引き合い...
吉川英治 「三国志」
...彼の手頸には、この五月以前にはなかった痣(あざ)ができていた...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??