...手頸のところが痛いです...
...彼は手頸を折るほど力がある...
...手頸を温めると、血行が良くなるそうです...
...手頸をマッサージしてもらったら、気持ち良くて眠ってしまった...
...手頸周りに筋肉をつけるためには、適度な運動が必要です...
...踝(くるぶし)と手頸とを区別する...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...おくみはそれから坊ちやんに赤い糸の束を手頸にかけてゐて貰つて...
鈴木三重吉 「桑の実」
...そこで私の手頸を取ると...
小泉八雲 田部隆次訳 「忠五郎のはなし」
...手頸から指の先までに過ぎず...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...淫猥(いんわい)とも云えば云えるような陰翳(いんえい)になって顔や襟頸(えりくび)や手頸などを隈取(くまど)っているのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...どうせ今度は真っ黒に焼ける、傘なぞ持って来ないがいいと云われながら、手提げの底へ忍ばせて来たアンチソラチンを出がけにそっと、顔、襟(えり)、手頸(てくび)、足頸にまで塗っているのを見た要は、この京女が絹ごしの肌をいたわる苦心をいじらしくも笑止にも感じたが、道楽の強い老人はこまかいことに気が廻るようでいて、自分がこうと云い出したら案外そう云う思いやりが乏しいのである...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...掌(てのひら)から手頸を見ると...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...シヤボンの泡だらけな手頸を掴むと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...手頸(てくび)から起しかけたはかけたが...
夏目漱石 「思い出す事など」
...二人の手頸(てくび)に暖たかく打つまでは話したくない...
夏目漱石 「虞美人草」
...千代子はすぐ小さい手頸(てくび)を握ったが脈はどこにあるかまるで分らなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...手頸に巻きつけておくことさえある...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お篠の手頸(てくび)をギユウと掴みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...クローム製の箍(たが)太やかなるを七八個も右の手頸(てくび)にはめ込んだのは...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...残酷に時計を手頸(てくび)からもぎ取った瞬間の傷あとだったらしいわ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...彼は父の体を動かさないようにしてすぐ母を呼びに行こうと思って父の手頸を執ってみると...
横光利一 「旅愁」
...縄に噛まれていた手頸の痺(しび)れが容易にとれなかった...
吉川英治 「剣難女難」
...お通の肩と左の手頸(てくび)をかたくつかまえた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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