...手頸のところが痛いです...
...彼は手頸を折るほど力がある...
...手頸を温めると、血行が良くなるそうです...
...手頸をマッサージしてもらったら、気持ち良くて眠ってしまった...
...手頸周りに筋肉をつけるためには、適度な運動が必要です...
...私の手頸を小さい手でつかんで...
ギィ・ドゥ・モオパッサン Guy de Maupassant 秋田滋訳 「狂人日記」
...そう云えば「こんたつ」と称(とな)える念珠(ねんじゅ)も手頸(てくび)を一巻(ひとま)き巻いた後(のち)...
芥川龍之介 「おしの」
...手頸から指の先までに過ぎず...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...掌(てのひら)から手頸を見ると...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...その撮り方はだんだん微に入り、細を穿(うが)って、部分々々を大映しにして、鼻の形、眼の形、唇の形、指の形、腕の曲線、肩の曲線、背筋の曲線、脚の曲線、手頸(てくび)、足頸、肘(ひじ)、膝頭(ひざがしら)、足の蹠(うら)までも写してあり、さながら希臘(ギリシャ)の彫刻か奈良の仏像か何かを扱うようにしてあるのです...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...余の左右の手頸は二人の医師に絶えず握られていた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...千代子はすぐ小さい手頸(てくび)を握ったが脈はどこにあるかまるで分らなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...それから彼は私の手頸を握つた...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...正吉の手頸を掴んだお美津の手がわなわなと戦(おのの)いていた...
山本周五郎 「お美津簪」
...手頸を引っ張るようにして叫んだ...
吉川英治 「魚紋」
...縄に噛まれていた手頸の痺(しび)れが容易にとれなかった...
吉川英治 「剣難女難」
...もうすこし手頸(てくび)の縄をゆるめてやれ」すると...
吉川英治 「三国志」
...涙にぬれた左の手頸をふと見入った...
吉川英治 「私本太平記」
...あたたかな手頸の脈と脈が結んでいた...
吉川英治 「私本太平記」
...顔つきと手頸の繃帯がうつろわない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...平四郎に手頸をつかまれて...
吉川英治 「夏虫行燈」
...いわなくちゃなりません……」銀五郎は彼の手頸(てくび)を固く握りしめた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...武蔵の逞しい手頸(てくび)を掴(つか)んだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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