...後方(こうほう)にとび出している手頃な岩にぐるぐるぐるとかたく巻きつけた...
海野十三 「恐竜島」
...それはそれとして手頃な広告を見つける...
高田保 「貸家を探す話」
...手頃な短い曲をいくつか弾いてから...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...」手頃な料理屋を...
徳田秋声 「町の踊り場」
...手頃な社会的意識や政治的見解――併し多くの読者はそういうものを単なる好みとして以外にあまりやかましく考えはしないのだが――を随処にほの見せることによって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...その小布から手頃なのを選り取って...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...手頃な花瓶を借り...
豊島与志雄 「山吹の花」
...彼らは手頃な大きさの奴三羽と...
中島敦 「環礁」
...悄然(しょうぜん)たる余を従えて自転車屋へと飛び込みたる彼はまず女乗の手頃なる奴(やつ)を撰(えら)んでこれがよかろうと云う...
夏目漱石 「自転車日記」
...割に近くのプラース・デ・グラン・ドムのそばに手頃なホテルを見出して...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...もう少し手頃なのを申上げな」「手頃なのと来たね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前には丁度手頃な仕事だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手頃な竹竿が一本...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手頃な場所がなく...
松濤明 「槍ガ岳」
...私は苦心して手頃な石ころを一杯拾って来た...
宮本百合子 「雨と子供」
...手頃なところを選んで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...手頃な借家があいたので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...どうなさいますんで」「手頃なのだ」武蔵は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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