...手間賃をもらう。...
...この仕事には手間賃がいい...
...手間賃を安く払われる...
...彼女は手間賃が高くてケチだ...
...手間賃を節約するために自分でやる...
...阿Qは手間賃と袷を要求することを得ず...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...手荷物五つ分の手間賃を払うよ...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...一日の手間賃がいくらと決めて...
高村光太郎 「回想録」
...いい加減につき合って手間賃の分配にあずかろうとしていただけであったのだが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...とにかくに、手間賃の三両、思いがけないもうけなれば、今宵(こよい)は一つこれから酒でも飲んで陽気に騒ごうではないかと、下人の意地汚なさ、青砥が倹約のいましめも忘れて、いさみ立ち、浅田はれいの気前のよいところを見せて褒美の一両をあっさりと皆に寄附したので一同いよいよのぼせ上り、生れてはじめての贅沢(ぜいたく)な大宴会をひらいた...
太宰治 「新釈諸国噺」
...人足どもを集めて手間賃三両を与え...
太宰治 「新釈諸国噺」
...手間賃が安いので口に追っつけず...
徳田秋声 「縮図」
...子供に若干(いくらか)の手間賃を与えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...シルヴィも爺さんに屍衣を着せて白布を縫って中に包み込んでやった手間賃として一〇フランを請求していたので...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...主人は彼らに全く不十分な手間賃を支払うか...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...手間賃だけは貰うんだが――」闇太郎は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...手間賃の安いのをいとわず...
山本周五郎 「さぶ」
...僅かな手間賃を稼ぎにかよっている...
山本周五郎 「ちゃん」
...会所でうけとって来た手間賃のなかから...
山本周五郎 「日本婦道記」
...これなら手間賃もいいし...
山本周五郎 「日本婦道記」
...相当な手間賃になるようで...
山本周五郎 「へちまの木」
...手間賃と次の仕事を貰って家へ帰るまで往き来とも殆んど走りつづけた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...土工の手間賃としても破格なものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
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