...それでは手間取るというので...
江戸川乱歩 「算盤が恋を語る話」
...坊ちやんがよちよちお歩きになるのにも手間取るし...
鈴木三重吉 「桑の実」
...「ひょっとしたら少し手間取るかも知れないのよ...
徳田秋声 「仮装人物」
...咳をして「手間取るのう」と...
直木三十五 「南国太平記」
...手間取ると碌な事は無い...
野村胡堂 「青い眼鏡」
...ほんの暫らく手間取るうちに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「大分手間取るようだな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「大分手間取るやうだな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大阪で出發前に一二日手間取ると見ても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何時まで手間取るのだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ひどく手間取ると言つたやうな」「二度目はお醫者が晩酌(ばんしやく)を過して休んでゐたさうで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「サンパンの準備は何だってこんなに手間取るんだ! わかり切ったことじゃないか...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...いよいよ手間取る難所に導かれていることになる...
本庄陸男 「石狩川」
...今度の棋は前より余程手間取る様子である...
森鴎外 「金貨」
...こんな形式的な事件が手間取るのを不愉快に思つて...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...手間取ると、どんなに悔やんでも及ばないことになるのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...――家の子郎党の糾合(きゅうごう)などに手間取るものは...
吉川英治 「私本太平記」
...いちいち首を揚げて手間取るまいぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索