...彼女は手癖が悪く、小さなものでも盗んでしまうことがある...
...あの人は手癖がいいから、お土産に何かもらうと嬉しい...
...子供の頃、手癖が悪かった私は何度も家のものを壊してしまった...
...手癖のせいで握力がついたという人もいるかもしれない...
...有名人の手癖の悪さがニュースで取り上げられることもある...
...手癖がわるいと評判されているのは...
梅崎春生 「黄色い日日」
...奴はあれで手癖(てくせ)が悪いのです...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...手癖は悪いかも知れぬが...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...歯は丈夫だが手癖が悪く...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...どうやら手癖もよくないらしかった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...下原宿の嘉助という者の実は……甥(おい)なんだがね」「はい」「餓鬼(がき)の時分から手癖が悪くって...
中里介山 「大菩薩峠」
...催眠術を応用して手癖のわるいんだの...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...不斷から手癖の惡い娘で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お師匠のお舟さんだって、同じような目に逢ってますよ、あの女には隠し男があるとか、あとでお店(たな)へ行って尻をまくる奴があるかも知れないとか――嫌な千三つ屋じゃありませんか、あの野郎こそ、嘘つきで、胡麻擂(ごます)りで、手癖が悪くて、瘡(かさ)っかきで、――伊丹屋の若旦那の古いアラを捜していたぶってばかりいるそうで――」「まア、兄さん」お袖はまた止めました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ああ無闇矢鱈(むやみやたら)に料理を拵(こしら)えるのか? どうして蔵の中があんなに空(から)になっているのか? どうして女中頭はああ手癖(てくせ)が悪いのか? どうして下男どもはあんなに不潔で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...うちの奴らはみんな手癖が悪いだから?」そこで彼はテーブルの上や下をあちこち覗いてみたり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それから台所をちょっと覗いて、召使たちが満足な物を食っているかどうかと調べるような顔をして、玉菜汁(シチイ)と粥(カーシャ)を鱈腹つめこみ、一同を誰彼なしに、手癖が悪いの、身持がよくないのと罵りちらしておいてから、自分の部屋へと戻った...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この駐在巡査はまるで狒々のように好色で手癖が悪かったので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この時こそ手癖の悪い連中の書き入れ時であった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...今も紀州などの田舎では庚申の夜交われば猴に似て手癖悪き子を生むと信ずると同時に...
南方熊楠 「十二支考」
...あの子はまえから手癖が悪い...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...手癖(てくせ)がわるいとささやき合った...
吉川英治 「野槌の百」
...まだ手癖(てくせ)がやまねえな...
吉川英治 「宮本武蔵」
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