...彼女は手癖が悪く、小さなものでも盗んでしまうことがある...
...あの人は手癖がいいから、お土産に何かもらうと嬉しい...
...子供の頃、手癖が悪かった私は何度も家のものを壊してしまった...
...手癖のせいで握力がついたという人もいるかもしれない...
...有名人の手癖の悪さがニュースで取り上げられることもある...
...モウ手癖のついてゐる例の馬太(マタイ)傳第二十七章である...
石川啄木 「鳥影」
...手癖が悪るく箸にも棒にもかからなかったが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...子供の時から手癖が悪くて...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...歯は丈夫だが手癖が悪く...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...その手癖を直してやろうと...
中里介山 「大菩薩峠」
...何か手癖が悪くて仲間の物を盗(と)った奴があって...
中里介山 「大菩薩峠」
...もともとこの男は、慾で盗みをするより、手癖でする、好奇でする、興味でする...
中里介山 「大菩薩峠」
...不思議とこの兵助は餓鬼の時分から手癖が悪いくせに...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分というやつの手癖足癖が悪いから...
中里介山 「大菩薩峠」
...そういう手癖のわるいやつは殺されるのがあたりまえだと...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...お師匠のお舟さんだって、同じような目に逢ってますよ、あの女には隠し男があるとか、あとでお店(たな)へ行って尻をまくる奴があるかも知れないとか――嫌な千三つ屋じゃありませんか、あの野郎こそ、嘘つきで、胡麻擂(ごます)りで、手癖が悪くて、瘡(かさ)っかきで、――伊丹屋の若旦那の古いアラを捜していたぶってばかりいるそうで――」「まア、兄さん」お袖はまた止めました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ああ無闇矢鱈(むやみやたら)に料理を拵(こしら)えるのか? どうして蔵の中があんなに空(から)になっているのか? どうして女中頭はああ手癖(てくせ)が悪いのか? どうして下男どもはあんなに不潔で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...うちの奴らはみんな手癖が悪いだから?」そこで彼はテーブルの上や下をあちこち覗いてみたり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それから台所をちょっと覗いて、召使たちが満足な物を食っているかどうかと調べるような顔をして、玉菜汁(シチイ)と粥(カーシャ)を鱈腹つめこみ、一同を誰彼なしに、手癖が悪いの、身持がよくないのと罵りちらしておいてから、自分の部屋へと戻った...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この時こそ手癖の悪い連中の書き入れ時であった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...それから中婆(ちゅうばあ)さんの手癖のよくないのもいた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...あの子はまえから手癖が悪い...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...汝のよく用いる兵法の手癖だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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