例文・使い方一覧でみる「手提げ」の意味
スポンサーリンク...一土手提げて来て... 
泉鏡花 「婦系図」
...手提げの中へこの石膏像は這入らない...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...賊はその手提げさえ奪えばいいと思ったのだよ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...第二に各地の手提げ（ハンド・バッグ）...
谷譲次 「踊る地平線」
...手提げの底へ忍ばせて来たアンチソラチンを出がけにそっと...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...要は手提げ鞄（かばん）にもたれて畳に両脚を投げ出しながら...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...手提げ袋をさげて...
徳田秋声 「黴」
...株券や貴重な書類の入った手提げ金庫などを運んでいることが知れてから...
徳田秋声 「爛」
...手提げを引き寄せてもそもそと袋のなかを探し始めた...
林芙美子 「浮雲」
...フェルトで出来た汚れた手提げのなかには...
林芙美子 「浮雲」
...もとどほりにその手提げを戻して...
林芙美子 「浮雲」
...それに、一緒に戻つて来た友達もあつたし、これから働く場所も早く探したかつたから、落ちついてから帰るつもりだつたの……」さう云つて、ゆき子は、手提げから、故郷へ書いた手紙を二通出してみせた...
林芙美子 「浮雲」
...千法（フラン）札で二十五万法を入れたタヌの手提げ（サッカ・マン）を持ったまま...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...身許判明の手懸りになるような、財布、手提げ、指輪其の他の飾身具なども、屍体からも、再三の検証に係らず、何一つ現れない...
牧逸馬 「土から手が」
...で、手提げの中から、鏡を出し、櫛や、ブラシを出して、いま洗って来た髪に櫛を入れながら、黙っていた...
水野葉舟 「香油」
...女持ちの装身具や手提げがある...
森下雨村 「五階の窓」
...片方の手にぶらさげていた草履袋だの手提げの籠だの...
山之口貘 「雨あがり」
...登はお雪から手提げの籠を受取り...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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