例文・使い方一覧でみる「手持ちぶさた」の意味


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...先刻から手持ちぶさたそうにただ立って成り行きを見ていた五十川女史は思いきって近寄って来て...   先刻から手持ちぶさたそうにただ立って成り行きを見ていた五十川女史は思いきって近寄って来ての読み方
有島武郎 「或る女」

...おれは手持ちぶさたな思ひをしたくなかつたのである...   おれは手持ちぶさたな思ひをしたくなかつたのであるの読み方
太宰治 「陰火」

...手持ちぶさたげに床をスリツパでぱたぱたと叩いたりして...   手持ちぶさたげに床をスリツパでぱたぱたと叩いたりしての読み方
太宰治 「道化の華」

...手持ちぶさたの様子であった...   手持ちぶさたの様子であったの読み方
太宰治 「火の鳥」

...白日のもとに見るとあれはいかにも手持ちぶさたな間の抜けたものである...   白日のもとに見るとあれはいかにも手持ちぶさたな間の抜けたものであるの読み方
寺田寅彦 「神田を散歩して」

...あらゆる宣伝を手持ちぶさたにする「太陽」のようなものがもし何かあるとしたら...   あらゆる宣伝を手持ちぶさたにする「太陽」のようなものがもし何かあるとしたらの読み方
寺田寅彦 「神田を散歩して」

...踊り子たちの手持ちぶさたを紛らすためにだれかが歌いだす...   踊り子たちの手持ちぶさたを紛らすためにだれかが歌いだすの読み方
寺田寅彦 「沓掛より」

...全く言葉どおりに手持ちぶさたを感じる...   全く言葉どおりに手持ちぶさたを感じるの読み方
寺田寅彦 「ステッキ」

...もちろん毎朝見ているものを見ないという一種の手持ちぶさたな感じはあったに相違ないが...   もちろん毎朝見ているものを見ないという一種の手持ちぶさたな感じはあったに相違ないがの読み方
寺田寅彦 「一つの思考実験」

...自分はその後ろに小さくなって手持ちぶさたでいると...   自分はその後ろに小さくなって手持ちぶさたでいるとの読み方
寺田寅彦 「竜舌蘭」

...何と挨拶(あいさつ)もし兼ねて手持ちぶさたに杯(さかずき)を上げ下げして居しが...   何と挨拶もし兼ねて手持ちぶさたに杯を上げ下げして居しがの読み方
徳冨蘆花 「小説 不如帰」

...一寸手持ちぶさたな心地になり...   一寸手持ちぶさたな心地になりの読み方
豊島与志雄 「未来の天才」

...そのほかはまったく手持ちぶさたなKに...   そのほかはまったく手持ちぶさたなKにの読み方
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」

...手持ちぶさたがさせる白々しい...   手持ちぶさたがさせる白々しいの読み方
牧野信一 「くもり日つゞき」

...どれもこれもお茶挽(ちゃひ)き姿で手持ちぶさたを喞(かこ)っている風(ふう)...   どれもこれもお茶挽き姿で手持ちぶさたを喞っている風の読み方
吉川英治 「私本太平記」

...さだめし手持ちぶさたなお心地であろうに)などという不面目も酬(むく)われている...   さだめし手持ちぶさたなお心地であろうに)などという不面目も酬われているの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...またしばらく、手持ちぶさたに、もじもじしていると、「お綱、今のうちに、髪をなおしてくれぬか」と、弦之丞のほうから渡りに舟の頼みが出る...   またしばらく、手持ちぶさたに、もじもじしていると、「お綱、今のうちに、髪をなおしてくれぬか」と、弦之丞のほうから渡りに舟の頼みが出るの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

...武蔵はむしろ手持ちぶさたを感じながら...   武蔵はむしろ手持ちぶさたを感じながらの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「手持ちぶさた」の書き方・書き順

いろんなフォントで「手持ちぶさた」

「手持ちぶさた」の英語の意味


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