...残っている穀物その他の手持ち食料とともに一つの大きな山に積み...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...おれは手持ちぶさたな思ひをしたくなかつたのである...
太宰治 「陰火」
...」ベリヤーエフは手持ち無沙汰(ぶさた)だったので...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「小波瀾」
...リャボーヴィチは手持ち無沙汰のあまり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...全く言葉どおりに手持ちぶさたを感じる...
寺田寅彦 「ステッキ」
...自分はその後ろに小さくなって手持ちぶさたでいると...
寺田寅彦 「竜舌蘭」
...政府の手持ちはどんどん殖えて行くであろう...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...四ヶ月も手持ちをすると...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...自分の手持ちの材料と照し合せて何か独り呑込んでいるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私の手持ち情報によれば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...わずかに手持ちの煙草を吸うのみだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...とうとう手持ち無沙汰に困まってしまって...
水野葉舟 「北国の人」
...ただ手持ち無沙汰なのをまぎらすばかりの煙草なので...
水野葉舟 「遠野へ」
...悦びは感じながらも手持ち無沙汰な有様で歩いて行く...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...四十秒の手持ちだからみな駄目さ...
横光利一 「旅愁」
...手持ち無沙汰な顔つきであたりを見廻しているだけだった...
横光利一 「旅愁」
...どれもこれもお茶挽(ちゃひ)き姿で手持ちぶさたを喞(かこ)っている風(ふう)...
吉川英治 「私本太平記」
...こうして漁師の群れの活動をながめている内に私はふと傍観者の手持ち無沙汰を感じ出した...
和辻哲郎 「生きること作ること」
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