...小麦粉の卸商人は手持ちの変化して悪くなった小麦粉を売るためにしばしばこの偽物を買っている...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...博士が今お手持ちの発明兵器で...
海野十三 「共軛回転弾」
...残っている穀物その他の手持ち食料とともに一つの大きな山に積み...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...同じことだと思われるが)手持ち無沙汰なものである...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...白日のもとに見るとあれはいかにも手持ちぶさたな間の抜けたものである...
寺田寅彦 「神田を散歩して」
...あらゆる宣伝を手持ちぶさたにする「太陽」のようなものがもし何かあるとしたら...
寺田寅彦 「神田を散歩して」
...一寸手持ちぶさたな心地になり...
豊島与志雄 「未来の天才」
...それは公共的な意味で使いたい紙の手持ちが少しあるが...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...宮内は手持ち無沙汰(ぶさた)になって...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...でも私の手持ち札は大きいわよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...わたくしもここに手持ちはないし……」「ロンドンを出るつもりはありません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...とうとう手持ち無沙汰に困まってしまって...
水野葉舟 「北国の人」
...ただ手持ち無沙汰なのをまぎらすばかりの煙草なので...
水野葉舟 「遠野へ」
...手持ち無沙汰げに渋々と下っていく...
矢田津世子 「神楽坂」
...母が亡くなってからは何かしら手持ち無沙汰げに火鉢のところに坐っている飯尾さんをみかけたりすると...
矢田津世子 「父」
...皆様御手持ちのお酒や...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...手持ち無沙汰な顔つきであたりを見廻しているだけだった...
横光利一 「旅愁」
...徒歩探査のため我々は一番厚い毛皮の飛行服を脱ぎ、ポケットコンパス、手持ちカメラ、フラッシュバルブ(*24)、厚いノートと用紙、地質学用ハンマーと鑿、標本袋、登攀用ロープ一巻き、及び強力な懐中電灯と交換用電池を含む小型装備一式を携行した...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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