...有力なる手懸りだ...
海野十三 「暗号数字」
...だがこれは痣蟹の手懸りになることだから...
海野十三 「恐怖の口笛」
...とにかく伺ってみればもしや自分の幼いときのことが分る手懸りがありはしないかと思って...
海野十三 「三人の双生児」
...なにか手懸りを得るまでは...
海野十三 「電気看板の神経」
...まづ第一の手懸りは...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...何か犯人の行方について手懸りでもあったのですか...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...警察の方ではそんなにあり余る程手懸りはないのだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...犯人の手懸りは全くない...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...まだ手懸りを握っていないのだ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...で二つのものが有機的な連関に齎らされそうな手懸りは...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...博士がアリストテレスの『メタフュシカ』に西田哲学の手懸りを見出したのは偶然ではなかった...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...併し手懸りとしての常識はそれとは全く面目を異にしている...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...手懸りはないし、ちょっと力を入れるとすぐ傾(かし)いでしまうので、なかなかうまく這いあがれない...
久生十蘭 「キャラコさん」
...なんの手懸りもない...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...何らの手懸りもなく...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...或ひはもし藝術の愛好者であるならその藝術を手懸りにして...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...また何かそれについていい手懸りがないとも限らぬ...
吉川英治 「江戸三国志」
...ご迷惑ながらこの後も何かと手懸りのあり次第に...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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