...探査(たんさ)の手懸りを掴(つか)ませるためだったというのだ...
海野十三 「暗号音盤事件」
...偶然(ぐうぜん)手懸りがついた...
海野十三 「白蛇の死」
...なんという奇妙な手懸り! なんという難解な手懸り!……」帆村は机の上に肘(ひじ)をついて...
海野十三 「獏鸚」
...うまい手懸りがだんだんと見つかってくるのである...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...恒川氏は両人に犯人捜査上手懸りとなるべきことを...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...そしてこの分析の最も手近かな手懸りが正に学問の分類でなければならない...
戸坂潤 「科学方法論」
...次に之を手懸りとして後者を試みるであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...夫々の問題に於て夫々固有な手懸りがあるであろう...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...空間の問題に応じては空間の問題に固有な手懸りがある...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...併し手懸りとしての常識はそれとは全く面目を異にしている...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...適当な手懸りさえあるならば――手懸りとは併し出発(原理)のことではない――どの段階のもつ条件から出発しても...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...手懸りはついたのか」と性急(せっかち)に詰め寄るのを...
久生十蘭 「魔都」
...その手懸りが何とか與へられなければならぬ...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...手懸りも足がかりもありゃしません...
吉川英治 「江戸三国志」
...その仮面(めん)の手懸りなら...
吉川英治 「江戸三国志」
...必ず多くの手懸りもあろう其方が...
吉川英治 「江戸三国志」
...今日までは私にもまだ手懸りがないのである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...何かの手懸りから...
吉川英治 「平の将門」
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