...正に手応えありて懸りたるを知る...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...半之丞は一向手応えがない...
海野十三 「くろがね天狗」
...ぐんなりした手応えと一緒に...
大坪砂男 「浴槽」
...」手応えがなくて...
豊島与志雄 「好人物」
...宙に迷って何の手応えも得られない...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...たしかに手応えがあったことだ...
豊島与志雄 「ものの影」
...ちょっと押してみると手応えが重い...
中里介山 「大菩薩峠」
...偽物を入れたのは手文庫の手応えを誤魔化すためでございました」「フーム」「私が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お嬢さんから返事は来るのか」「滅多に手応えが無いんだそうで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しかし何の手応えもないのでした...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...」連中の青息は穴のあいた風琴のやうに手応えもなくなり...
牧野信一 「熱海線私語」
...とたんにハッキリ手応えあってゲソッと何かの剥がれ落ちるような音響(おと)がした...
正岡容 「小説 圓朝」
...人の腹のなかになんらの手応えをも与え得ない...
山本実彦 「十五年」
...と思われる手応えで……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...にやにや手応えのない笑い方をしていたが...
吉川英治 「三国志」
...こうなるとほとんど手応えなく蜀兵の撒血(さんけつ)にまかせ...
吉川英治 「三国志」
...手応えもみせよう...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうも手応えが薄いが――と怪しんでいると...
吉川英治 「新書太閤記」
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