...浅黄で描いた手弱女(たおやめ)の朧夜(おぼろよ)深き風情である...
泉鏡花 「薄紅梅」
...只甲斐なき手弱女を憐れとおぼして……かくし申してよ其他は父が計らひにこそといふ...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...「我が心清明(あか)ければ我が生める子手弱女(たわやめ)を得つ一...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...「汝(いまし)は手弱女人(たわやめ)なれども...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
......
武田祐吉 「古事記」
...将軍家はおませの浮いたお心から足利の田舎の骨太のお娘よりも都育ちの嬋娟たる手弱女を欲しかつたのだらう等と...
太宰治 「右大臣実朝」
...今のあの手弱女(たおやめ)だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一人の手弱女(たおやめ)が来り合わせて...
中里介山 「大菩薩峠」
...萩(はぎ)の花の上におく露のような手弱女(たおやめ)に描きだされている女たちさえ...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...女郎花山の桔梗を手弱女の腰ほど抱き浅間を下る今の千が滝の地は当時は落葉松の植わつた唯の高原で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??