...手始めに女史の許(ところ)に頼みに来たわけなのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...まず手始めに文章の出発点乃至文章が想定し要求している予備知識の水準が...
戸坂潤 「思想としての文学」
...さて手始めに私の友人である石川湧君を御紹介しよう...
戸坂潤 「読書法」
...そしてまず手始めに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そうして手始めに久万山以外の浮穴郡を管轄している租税課出張所を焼いた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この日を手始めに...
永井荷風 「男ごゝろ」
...その手始めに、この地方へ栽培を試みようと思ったが、ツイにそこまで手が廻らなかったのが残念だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...『丸善と三越』を手始めに...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...まず手始めにヴァイオリンでも習おうと思って寒月君にさっきから経験譚(けいけんだん)をきいているのです」「そうそう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「醜いから」との理由で断られたのを手始めに...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ところで昨夜は手始めに六丁目の櫻屋六兵衞に押入り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手始めにお内儀さんを殺したのかも知れませんね――これは主人の口から申上げ憎いかも知れませんから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先づ手始めに拵へたのが『息子番附』その實は『美男番附』その中から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まず手始めにその方の療治を始めなくてはならないわね...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...実は……」と、花の部屋の畳の下から「五人坊主」の呪咀絵を見付けた経緯を話し、「ふとそれを思い出してね、花には気の毒だが、鶴子の方はどうでも花にしょわせてやるつもりで、うまくこしらえて、まず手始めに、「お茶松」で岩井に密告(さし)てやったんだ...
久生十蘭 「魔都」
...耳の後ろから手始めに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...魯(おろ)かな迷信から脱出する手始めに...
柳田國男 「垣内の話」
...まずその奉公の手始めに...
吉川英治 「新書太閤記」
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