...その手始めに、山岸中尉は決然として、こういった...
海野十三 「宇宙戦隊」
...そしてそれを手始めに...
薄田泣菫 「茶話」
...手始めに、街の中心に大きな寺院を建て始め、むくむくと空にそびえたっていった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...そしてまず手始めに二人とも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...先ず手始めにコロイドの性質に馴(な)れようというので...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...『丸善と三越』を手始めに...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...柳橋で藝妓の奴(やつこ)を殺したのを手始めに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ところで昨夜は手始めに六丁目の櫻屋六兵衞に押入り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先づ手始めに若松屋に火をつけて燒き拂ひ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手始めにお内儀さんを殺したのかも知れませんね――これは主人の口から申上げ憎いかも知れませんから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先づ手始めに拵へたのが『息子番附』その實は『美男番附』その中から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すると新六郎樣も、お銀さんの言ふことを聽き、親の敵(かたき)を討つ氣になり、その手始めに、お銀さんのすゝめで、久兵衞旦那の娘のお絹さんを殺す氣になりました」「ほかの三人の女に怪我をさしたのは?」「あれはやり過ぎだつた、――とあとで新六郎樣も後悔してをりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あのレコードを買った翌(あく)る日の晩母に死なれたのを手始めに...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...まず手始めにその方の療治を始めなくてはならないわね...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...手始めに私の馬を轉(ころ)ばしたんです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その商法の手始めに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのテハ……手始めに...
夢野久作 「暗黒公使」
...まずその奉公の手始めに...
吉川英治 「新書太閤記」
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