...為替(かわせ)や手形にデュープリケートの写しを添えるよりもいっそう手堅いやり方なのである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...昔ものの手堅い古建具...
徳田秋声 「仮装人物」
...兄貴の仕事はなかなか手堅いや...
中里介山 「大菩薩峠」
...オネーギンの豊麗な声と手堅い技巧とは抜群で...
野村胡堂 「楽聖物語」
...これは次男に生れて家督を相続した手堅い一方の若者...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ひどく手堅い感じでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主人の兵左衞門は、五十を越したばかりですが、心(しん)の病(やまひ)の持病があつて、寢たり起きたり、奧は若くて美しい後妻のお濱(はま)が采配(さいはい)を振ひ、店は叔父と言つても、遠縁の掛り人(うど)惠(けい)之助と、働き者の手代の喜三郎に任せて、手堅い商賣と、古い暖簾(のれん)の誇を持ち續けて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手堅い作風において...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...柳派の首領春風亭柳枝など手堅い素噺の大家だけに...
正岡容 「小説 圓朝」
...さながらこの古い手堅い欄干と...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...それを手堅い趣味で扱う腕を見せた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...しばしば正直な手堅い仕事が為(な)されます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...手堅い品になると布引(ぬのびき)であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...それ故実用こそはかえって美しさの手堅い原因となります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...実に手堅い塗ということが...
柳宗悦 「陸中雑記」
...なぜ衣川の漆器が手堅いか...
柳宗悦 「陸中雑記」
...このことも衣川の手堅い塗の大きな要素といわねばならない...
柳宗悦 「陸中雑記」
...そんなので通人仲間に名の知れた手堅い? のに泊まって...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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