...手垢がついた服を着ると不潔に見える...
...子供の手垢が取れていない机は汚い...
...彼の仕事は手垢のついたような仕事で、大変そうだ...
...手垢のついたスマホ画面は見づらいので、定期的に拭いた方がいい...
...手垢がついている人の手を握るのは嫌な人もいる...
...手垢(てあか)で真黒(まっくろ)になっているあの蓋(ふた)を揚(あ)げると...
有島武郎 「一房の葡萄」
...手垢(てあか)と塵埃(ほこり)とに塗(まみ)れた書物を一冊づつ取り出しては...
薄田泣菫 「茶話」
...人々の手垢で黒くなり...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...人間の手垢(てあか)をベタベタ附けて得意がっています...
太宰治 「惜別」
...他人の手垢(てあか)が附いていた...
太宰治 「東京八景」
...それだって同居人と日用品商人の手垢で黒くよごれた木の門から...
谷譲次 「踊る地平線」
...多少の手垢(てあか)や脂汗(あぶらあせ)に汚れている...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...粗末な白木の札であるから新入りでない人の札はみんな手垢で薄黒く汚れている...
寺田寅彦 「雑記帳より(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...手垢に黒ずんだ幾筋もの綯綱...
豊島与志雄 「オランウータン」
...手垢で黒ずんでいますが...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...手垢(てあか)でぴかぴか光っている...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...「そらやっぱり入ってるじゃありませんか」彼女は手垢(てあか)の付いた皺(しわ)だらけの紙幣を...
夏目漱石 「道草」
...手垢(てあか)の付いた五円札がたった一枚残ったのである...
夏目漱石 「道草」
...自分の体臭や手垢のしみついた本が帰つて来た時のよろこびは...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
...ローレンス・スターンの風流紀行(センチメンタル・ジヤアネイ)といふのが酷く手垢に汚れてゐたのを...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...どこの寄席でも十五日間小圓太のかよってくるところの楽屋格子は必ず手垢でベットリ薄黒く汚れてしまっていた...
正岡容 「小説 圓朝」
...手垢で汚れた「笈摺草紙」の出て居る「文藝倶樂部」を見出した...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...何がなし手垢の染みたような感じが...
矢田津世子 「茶粥の記」
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