...道夫は武平の傍(そば)へいって手助けをしようとした...
海野十三 「四次元漂流」
...僕なんか大して手助けにもならないしね」と笑った...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...彼に逃走の手助けをさえ乞うた...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...厩戸の皇子さまもやはり御幼少の頃から御政務の御手助けをなされて居られた御様子で...
太宰治 「右大臣実朝」
...下男たちは私の手助けを餘りよろこばなかつたのをやがて知つた...
太宰治 「思ひ出」
...翌(あく)る朝は未明に起き柴(しば)刈り縄(なわ)ない草鞋(わらじ)を作り両親の手助けをして...
太宰治 「新釈諸国噺」
...手助けしようと思っているからだ...
太宰治 「正義と微笑」
...手助けのしやうもありません...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...お前さんの手助けにきてるんだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そんなことで手助けができるか」「いいえ...
直木三十五 「南国太平記」
...ほんのそう云う事業に手助けをしているきりで...
林芙美子 「新版 放浪記」
...侍従の手助けで着替えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...総督の手助けをする男子はいませんから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...女の子を家事の手助けの出來るくらゐな年頃になると...
正宗白鳥 「玉の輿」
...外に通ふ亭主の手助けする薄資本の煙草屋やが...
眞山青果 「茗荷畠」
...小まめに栄二の手助けをした...
山本周五郎 「さぶ」
...お人手の少ないお家ですからなにかお手助けを致したいと存じます」そう云いながら自分の手で裲襠(うちかけ)をぬいでしずかに立った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...そこがつまりは主人の豪いという理由になるのであろうと思って私も主人の研究の手助けなら出来るだけのことはさせて貰いたいと心底から礼を述べたのだが...
横光利一 「機械」
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