...「手前共、ちょっとこっち来てくれる?」...
...「手前共には、ちょっとした懐かしい思い出があるんだよ...
...「手前共、今度のプロジェクトは一緒に頑張ろう!」...
...「手前共が来る前に、早めに支度をしておきましょう...
...「手前共には、いろんな性格の人がいるものだね...
...手前共仲間の大きい店へは悉く行ったそうです」と...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...手前共二人だけでは迚(とて)もあのえらい崖の上迄仏様を運び上げる事は出来ませんので...
大阪圭吉 「花束の虫」
...手前共で扱つた品ではありませんといへば...
薄田泣菫 「茶話」
...雌雄どちらをお望みなさるのかな? 手前共で今売るのは雄だけだが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...そうして手前共へ御一緒に参りましょう」「うん...
谷崎潤一郎 「少年」
...手前共では、もう何方(どなた)にも、一切そういうことは、しないようにして居るんですが、万一そういうことがあった場合には、私共女中がお立て換えをせねばならぬことになって居るんですから...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...――「手前共は數百里の彼方から參りました...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...御弁当の御用意、それから、関所切手――なかなか、きびしゅうござりますゆえ、もし、御都合で、お持ちがなければ、手前共で、何んとか御便宜を――」といって来た...
直木三十五 「南国太平記」
...手前共主人も立合いまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...手前共で迷惑を致します...
中里介山 「大菩薩峠」
...また手前共の財産...
中里介山 「大菩薩峠」
...手前共の主人も折紙を附けていただくことは嫌いなのでござりまする」「して...
中里介山 「大菩薩峠」
...手前共がそれを売って差上げます……」この子は...
中里介山 「大菩薩峠」
...「瓦っかけと言ってしまえばそれまでだが、あれで好事家(こうずか)の手にわたると、相当珍重(ちんちょう)の品なのだ、それにあの箱が珍しいと思いましたよ」「いや、手前共では、その道の熱心家が御所望でしたら、只(ただ)で差上げてもよろしいと存じていた品でございます」「盗んだ奴は、あれを持って行っても始末に困るだろう、もしな、御主人、帰りまでにめっかったら、わたしが所望いたしたい」「よろしうございますとも...
中里介山 「大菩薩峠」
...手前共の八五郎といふ男――...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手前共もあの騷ぎにや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手前共も怖(こ)おう御座んしたが...
夢野久作 「白くれない」
...Mの字が一番よくお持ちになりますようで……」「どこでもそうかね……」「さあ……手前共では特別にMの字をよく仕入れますが...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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