...俺の手元に置いては危いのだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...原本もいま手元にないので...
妹尾韶夫 「「ザイルの三人」訳者あとがき」
...其後再版が手元に届いて初めて安心する事が出来た...
辰野隆 「愛書癖」
...火が手元に近づいても放さず...
豊島与志雄 「非情の愛」
...よしそれが手元にあったにしたところで...
夏目漱石 「明暗」
...ただ今手元にありますのは...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...これを手元に呼びて厳しく叱るの一法あるのみ...
福沢諭吉 「教育の事」
...乗組員の手元に入用(にゅうよう)な箱を拵(こしら)えて呉れるとか云うことまでも親切にして呉れた...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...これよりは僅かの路銀を手元に故郷を後にして...
藤野古白 藤井英男訳 「戦争」
...今も私の手元にある...
宮原晃一郎 「イプセンの日本語譯」
...今私の手元に残るものとては白木の御霊代に書かれた其名と夕べ夕べに被われた夜のものと小さい着物と少しばかり――それもこわれかかった玩具(おもちゃ)ばかりである...
宮本百合子 「悲しめる心」
...手元に届くたびに土曜会の連中に紹介した...
柳田国男 「故郷七十年」
...彼は片手の長船を少しずつ手元に納めて...
吉川英治 「江戸三国志」
...手元に」「お金で?」「さればよ」「さあ……」「いつか少々...
吉川英治 「新書太閤記」
...黄昏(たそがれ)の勝手元には...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...その鎖を手元に手繰(たぐ)り溜(た)めた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――それは手元にある鋭い利鎌(とがま)を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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