...手も足も出ない下宿人達の心の姿勢は...
梅崎春生 「風宴」
...丁坊の身体こそは温い毛皮で手も足も出ないように包まれているけれど...
海野十三 「大空魔艦」
...これでは手も足も出ないにちがいない...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...こんどこそは手も足も出ないにきまっている...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...妾に姙娠までされてはもう私は手も足も出ない...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「あの顔」
...小さいものは手も足も出ないようにされてしまう...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...手も足も出ない」「気晴らしに...
高見順 「いやな感じ」
...手も足も出ないのだとあきらめた...
太宰治 「陰火」
...処分なら裁判を仰ぐことも出来なくないが(それも大抵間に合わないが)、××の連日蒸し返しでは、手も足も出ない...
戸坂潤 「社会時評」
...父のことをあんなにも苦しめてきたたくさんの情報屋たちをそれによっておそらく少しは手も足も出ないようにしてやり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...まるっきり手も足も出ない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...手も足も出ないのが官吏の特性なんだから...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...財布が小さくて手も足も出ないのは残念至極だ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...手も足も出ないじゃないか...
夢野久作 「章魚の足」
...手も足も出ないのさ...
横光利一 「旅愁」
...僕たちは全く手も足も出ない...
吉川英治 「折々の記」
...手も足も出ない形とはなった...
吉川英治 「三国志」
...それでは手も足も出ないことになるから...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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