例文・使い方一覧でみる「手もと」の意味
スポンサーリンク...手もとには哀れなほどより金は残っていなかった... 
有島武郎 「或る女」
...私の手もとに残すことを恐れていました...
池谷信三郎 「橋」
...ぐっと手もとへひっぱった...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...手もとに近いほうの割り竹を透かした...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...三 再婚と腹違いフョードル・パーヴロヴィッチは四つになるミーチャを手もとから追いのけてしまうと...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...将軍夫人の手もとで子供を養育する件について...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...手もとにある理化学辞典の表を見ても...
中谷宇吉郎 「塩の風趣」
...平次の手もとへくりおろされます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此中（このぢう）より頻に貴君樣を御手もとへお呼び寄せなさり度...
樋口一葉 「ゆく雲」
...もうすこし後になさるほうがいいわ」笠原はひょうげた顔で伊沢の手もとを見ながら...
久生十蘭 「雪間」
...よほどそれを読みたいときに丁度手もとにあるような具合に行かないと...
堀辰雄 「「美しかれ、悲しかれ」」
...平生源氏が手もとで使っていた若い男...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...三女と二男は六条院の花散里（はなちるさと）夫人が手もとへ引き取って世話をしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...紀伊守から頼まれた女装束に使う材料を尼君が手もとで染めさせたりなどしているのを見ては不思議なことにあうように浮舟は思われるのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...勝手もとも裕福である...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...曹操の手もとへさし出した...
吉川英治 「三国志」
...小見山のその手もとへ向って跳（と）びかかった...
吉川英治 「私本太平記」
...義助の手もとにも...
吉川英治 「私本太平記」
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