...手ぶらで柳橋の館――いや館は上方――何とか家へ推參する...
泉鏡花 「遺稿」
...手ぶらで柳橋の館――いや館は上方――何とか家(や)へ推参する...
泉鏡花 「遺稿」
...翌日の午後になって手ぶらで帰ってきた...
田畑修一郎 「石ころ路」
...手ぶらで帰るのを見て...
豊島与志雄 「悪魔の宝」
...手ぶらで帰ったら...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...救いがたいほど手ぶらで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...とぼとぼと手ぶらで引あげて行った折の姿は...
牧野信一 「鬼涙村」
...「きょうは手ぶらで来ていいの知っているのだから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...手ぶらで行くのは苦になるからなあ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「そしたら憚りながら俺は手ぶらで食わせてもらうよ」清子も負けてはいなかった...
矢田津世子 「茶粥の記」
...手ぶらで並んでてどうするつもりかさ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...手ぶらで交通を支配するのだから...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...手ぶらで帰ったら御隠家様がどんなにお怒り遊ばすか……それを思うと高麗村へも帰れない」次郎の答えは率直です...
吉川英治 「江戸三国志」
...今まで手ぶらで眺めていた相手の連れらしい編笠(あみがさ)の男が...
吉川英治 「江戸三国志」
...翌晩一人の駕屋が手ぶらで網屋へ入り...
吉川英治 「剣難女難」
...ゆうべおそく手ぶらで帰ってきやがった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...手ぶらで都へ帰る面(つら)もない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一匹は手ぶらで後からくッついてくる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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