...それが今囘殆ど手ぶらで歸つて來たのであるから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...私はまた手ぶらでその秋実のりの乏しかつた柿の木の下に立つた...
薄田泣菫 「独楽園」
...手ぶらで帰るなんぞは子供の使のようで面目もございませんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...一方は手ぶらで門内へ入り...
中里介山 「大菩薩峠」
...帰りも手ぶらで、宿題などは決してない...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...手ぶらで来ました時と違つて...
林芙美子 「シベリヤの三等列車」
...奴等は手ぶらでいやがった...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...鉄砲も刀も持たず軽い背広の手ぶらである...
火野葦平 「花と龍」
...嘘ついて手ぶらで帰ってゆこうか...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...ここまで来て手ぶらであばよは助五郎の世話役趣味がどうしても許さなかった...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...「そしたら憚りながら俺は手ぶらで食わせてもらうよ」清子も負けてはいなかった...
矢田津世子 「茶粥の記」
...最後の日にも手ぶらで帰ってきて...
柳田国男 「故郷七十年」
...重珍丸は手ぶらで帰って来た...
山之口貘 「野宿」
...手ぶらで来て、そこの五人分も飲んで、炉のそばへ、横になると、やがて高鼾(たかいびき)である...
吉川英治 「上杉謙信」
...手ぶらで都入(みやこい)りも気がきかない...
吉川英治 「神州天馬侠」
...またも手ぶらで時文彬(じぶんぴん)知事に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...手ぶらで歩いている時にゃ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...手ぶらで還(かえ)るんだ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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