例文・使い方一覧でみる「手ばなし」の意味

...このむちを手ばなしたがらないようすでしたが... このむちを手ばなしたがらないようすでしたがの読み方
ハンス・クリスティアン・アンデルセン　Hans Christian Andersen 楠山正雄訳「旅なかま」

...手ばなしに泣き出した... 手ばなしに泣き出したの読み方
石川欣一「山を思う」

...家内などは手ばなしで泣き出す始末でね... 家内などは手ばなしで泣き出す始末でねの読み方
江戸川乱歩「黒手組」

...「いつも緑色の鞄を手ばなしてはならんということ... 「いつも緑色の鞄を手ばなしてはならんということの読み方
リチャード・オースティン・フリーマン　Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳「オスカー・ブロズキー事件」

...手ばなしで、天真らんまんに大きな口をあけて、声を限りに、地だんだ踏んで泣いたものだ...
永井隆「この子を残して」

...手ばなしで酒を飲んでいましたが... 手ばなしで酒を飲んでいましたがの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...おいおいと手ばなしで泣きました... おいおいと手ばなしで泣きましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...手ばなしたくないわ... 手ばなしたくないわの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...手ばなしでよろこぶ気持には... 手ばなしでよろこぶ気持にはの読み方
火野葦平「花と龍」

...大分手ばなしだわ... 大分手ばなしだわの読み方
平出修「瘢痕」

...おお……」と彼は手ばなしで泣いた... おお……」と彼は手ばなしで泣いたの読み方
松永延造「職工と微笑」

...お手ばなしになるはずはなしさ」「なある――読めた！」と... お手ばなしになるはずはなしさ」「なある――読めた！」との読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...やはり手ばなしには云えないことです... やはり手ばなしには云えないことですの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...きょうはどうも詩集を手ばなし難うございます... きょうはどうも詩集を手ばなし難うございますの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...あのように手ばなしに一方的に非難できるのか？　自分が特攻隊員だったと思ってみろ...
三好十郎「恐怖の季節」

...このように一方的に手ばなしの否定的壮語に終りはしないであろう...
三好十郎「恐怖の季節」

...かんにんしておくんなさい……」わんわんと手ばなしで泣きだした...
吉川英治「神州天馬侠」

...「……はてな？」手ばなしてしまってから... 「……はてな？」手ばなしてしまってからの読み方
吉川英治「新書太閤記」

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