...東家(あずまや)の土手の外を歩いて行った...
芥川龍之介 「蜃気楼」
...だが、車上には、運転手の外に、たった二人の消防手しか、残っていなかった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...相手の外套のポケットへ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...此の水害地の方の堤外地と申して此の土手の外にある地面は...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...私は母の顔と手の外...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...つきたてのもちみたいに手の外に手足がぐんにゃりとぶらさがった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...少し厚手の外套(がいとう)を着た自分も...
夏目漱石 「行人」
...お勝手の外を掃いている...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「土手の外へ轉げ込むより外に工夫はありませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お勝手の外の平常(ふだん)使ひの井戸の外に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...痛手の外の打撃に真蒼になってしまいました...
野村胡堂 「百唇の譜」
...あんぽんたんの父の手の外傷(きず)も例の膏薬で破傷風(はしょうふう)にしてしまった...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...これにたいして、買手の外人が、「余は汝の良識を讃美せん...
服部之総 「Moods cashey」
...私に会いに来る馬たちは、私の身体が、顔と両手の外は、普通の皮膚がまるで見えないので驚いていました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...陶の夜着代りにする厚手の外套を二枚と懐炉を抱えて出ようとすると...
久生十蘭 「湖畔」
...私の手の外側にある...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...若手の外交官の間でもっともフランス語に熟達している噂の高い速水は...
横光利一 「旅愁」
...女の大学生が髷(まげ)を包んだリボンと同じ色の長い薄手の外套を着て...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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